こんにちは! 主婦のミホコです。
自分のやり方や考え方で迷ったときは、いつもブログを書いて自分の気持ちを言葉にしてきました。
世の中にはたくさんの人がいて、自分と同じ価値観を持つ人もいれば、全く違う価値観を持っている人もいます。
そして、時には自分の考え方や行動に対して意見をされることもあります。
しかし、このアドバイスで私はしばしば傷つくことがありました。特に育児に関しては、この「欲してもいないアドバイス」にしばしば落ち込み、自分にダメ出しをしてきました。
子育てでうまくいかないのは、自分のやり方が間違っているから?
アドバイスというのは、その人がうまくいってないと判断し「この方法がいいよ」と教える行為です。
上手くいっていないというのは十分承知の上でありますが、受け取る側の状態によっては、更にその人を苦しめる行為にもなりかねません。
目の前で大変な思いをしている人も、今までたくさんのことを試してきたに違いないからです。
たくさん試してきたけれど、なかなかうまくいかない、、
その人が、今まで挑戦してきたことを否定してしまう行為だということに気付かずに、平気でダメ出しをしてしまうのです。
その人がどれだけ悩んできたのか、試してきたのか、、
そういった背景を全く汲み取らずに「そうじゃなくて、こうした方がいいわよ」と簡単に言ってしまう。
私自身、子育てで悩み、欲してもいないアドバイスに傷つくこともありました。
心理カウンセラーの勉強をしてからは、アドバイスというものについて深く考えるようになりました。
こんな方におすすめ
- 子育てで悩み、自信が持てなくなってしまった方
- 自分は子育てが苦手だと思っている方
子育てで悩んでいた時に、いつも気持ちを救ってくれたのは、私の気持ちに寄り添い理解してくれる方々でした。
アドバイスというのは、気持ちを共有し信頼関係が築かれ、はじめて聞き入れることができるのだなと思っています。
子育て中のアドバイスは、お母さんを苦しめることもある
子育てと言っても、子供の数だけ子育てもあり、一概にどれが正しいなんてありません。
早期教育がいいだとか、英語耳がいいだとか、自由がいいだとか、何もしなくていいだとか、、
情報がありすぎて迷ってしまうのも無理はないと思います。
早い段階で情報を得ることは大事なのかもしれませんが、焦って空回りしてしまうこともありますよね。
その人の子育ての正解が、自分に当てはまるとは限らない
例えばたくさんの子育てをしてきたといっても、子供はそれぞれ違いますよね。その人のやり方が他の人に当てはまるかと言ったら、そうとは言いきれないのが子育てです。
子育てこそ、人それぞれで正解がないものだと思います。
言葉では表現できないような苦しい出来事も、子育て中には往々にして起こります。
子育てが上手くいかないという理由だけではなく、疎外感や孤独感を感じたり、周りの人が楽しそうにしているだけで嫉妬してしまったり、自由になれない苦しさなども抱えていたり。
「赤ちゃんがいるだけで幸せ」というのは、ある意味正しいけれど、実はその言葉がお母さんを苦しめることもある
幸せ! だけど、辛い。
この感情の渦に飲まれている時期が本当に辛かったです。
赤ちゃんの笑顔は、見ているだけで幸せを運んでくれますよね。
だけど、お世話は身を削る思いです。
「幸せな気分だけ味わえて、あなた達はいいわよね」と、どこかで気持ちが冷めている自分がいました。
毎日睡眠不足で疲弊してくると、心にも余裕がなくなってドロドロとした気持ちが湧いてくるのです。
この状態になってしまうのは、疎外感、孤独感、周りの人が楽しそうにしているだけで嫉妬してしまう、自由になれない苦しさなどが引き起こすものです。
子育てを経験している人は、より子育てが楽になるような方法や考え方などをアドバイスしてきます。
ですが、この時期に本当に必要なのは「楽しく育児ができないお母さんの気持ちに、寄り添ってくれる人」なのです。
育児が辛いと感じるのは、当たり前だったという話です
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子育てが辛いと言っていい?
赤ちゃんは可愛いですよね。純粋無垢で存在自体が癒しです。
そんな赤ちゃんに対して「可愛いと思えない」と悩むお母さんがいらっしゃる。
その原因こそが、疎外感や孤独感なのではと思うのです。
我が子を可愛いと思いたいのに、思えない。その辛さは想像以上です。
ですが、それは特別なことではなく、ごくありふれた現象です。
周りのお母さんたちは楽しく育児をしているのに、、
そう思わせているのはSNSかメディアです。メディアでオシャレママが登場すると、こぞって皆さん真似をしますよね?
あれは完全に戦略ですよ。アイテムを買わせる戦略です。
私もさんざん戦略に振り回されましたしね、笑
ちょっと無理をしてでも、子育てが楽しくなるのならとアイテムを買ったりもしましたが、あの頃の情報はほとんど必要なかったですね、笑
ポイント
本当に必要な情報は、子育てそれでも大丈夫!と励ましてくれるものでした。
こちらはボンベイさんの著書「死なせない育児」がサブタイトルの「家事なんて適当でいい!」です。
こちらを読ませていただいたときは、心がフワ~っと軽くなったのを覚えています。
何より「死なせない育児」のサブタイトル!インパクトがが最強です!
私もこちらの内容の大半は、既に実行していたのですが(笑)実際にそれでいいんだという安心感を与えていただきました。
「あ!この人もそうなんだ!」といった共感ですよね。
いかにやることを減らし、罪悪感を減らせるか。
何日も布団が上げられずに布団の裏側がカビちゃったこと、どうしてもやる気が起きないこと、育児が辛いと思っちゃう自分のことを、自分で責めていたんですよね。
そういったことも「あるある~」とカミングアウトできる。笑い飛ばせる。
共感できる場があるだけで気持ちが救われたりしていましたね。
本当に辛いのは、子育てよりも「疎外感」
子供が外で大騒ぎする時に何が辛いかというと、他の親子とは違うということでした。
息子は、公園で遊んでいても、ちょっとしたことですぐに癇癪を起していたので、いつも大騒ぎをしてその場を離れるという感じでした。
子供の癇癪に疲弊していた頃
そこで気づいちゃったんですよ。本当に辛いのは「子育て」ではないと。
子育てが大変だとか辛いとかを共感できる人がいないという疎外感が辛かったんだって。
他にも癇癪を起すお子さんがわんさかいてくれたら、大暴れする子がもっとたくさんいてくれたら(笑)
もう少し強く堂々といられたのかもしれませんが。
しかし実際は、我が子以外はみんなとっても良い子ばかりでした。(少なくとも当時はそのように見えていました)
そこで、癇癪を起す子が他にもいないかと探してみることに。
支援センターにも顔を出してみましたが、皆さんルールを守って上手に遊んでいました。
子育て支援センターというのは、親子がたくさん集まっていて交流ができる場ですが、ここでも我が子はトラブルを起こしてしまい居心地が悪くなってしまいました。
誰も責めたりはしないのですが、みんなは楽しく交流しているのに自分の子だけ泣き叫ぶので、いたたまれなくなってしまうのです。
なぜ自分の子だけいつも大騒ぎするのだろう、、
せっかく遊びに来たのに、決まっていつも泣き叫んでしまい、逃げるようにその場を去っていました。
子供の癇癪に対するアドバイスも、かなり辛かったです、(笑)
その時も私は、いたたまれないという気持ちを共感してほしかっただけなんだよな、と思い出しました。
我が子が好きなことを見つけ出した
そこで私は、人との交流を一旦お休みすることにしました。
公園には、夕方の人気のない時間に行く。できるだけ遠い公園に遊びに行く。
これなら子供が癇癪を起してもその場限りだし、見られていても多少は耐えられるかなと思ったのです。
しかも毎回違う場所が刺激的だったのか、癇癪を起す機会がだいぶ減ってきたんですよね。それと同時に、息子がドはまりするものを見つけちゃったのです!
それが「エレベーター」
エレベーターを見ている息子は本当にうれしそうでした。そんな姿を見て私もうれしくなりましたね。
それからは、親子でエレベーター巡りをするようになりました。
エレベーターの写真を撮って本にしたり、動画を撮ったり、模型なんかも作って遊びました。
人との交流は大事だと思いますが、この頃は人との交流を一旦お休みすることで、気持ちが楽になってきました。
真夏に見つけた穴場の公園で、何箇所も蚊に刺されてしまったことも、今では息子との大切な思い出です。
当時は、我慢することを少しでも減らしたかった。
コンビニでお菓子やジュースを買って、電車に乗りエレベーターを見に行ったりもしました。
毎日遠足でしたね。いつも息子と2人でしたけれど、少しずつ心が穏やかになっていったのです。
反対に、子供と2人きりが辛いと思うお母さんもいらっしゃいますよね。
何がストレスになるのかも、人それぞれだと思います。
周りの人たちが気になるのは、人間が人と共存していくために元々持っている能力です。
「周りと比べちゃ子供がかわいそうよ」 お母さんがしばしば言われるワードです。
確かにかわいそうかもしれません。しかし、人と比べなくていいなんて分かっちゃいるけど、やめることは正直言って無理だと思います。
それなら、人と比べなくてもよい環境を自分で創るしかないですよね。
他にも
「お菓子を食べさせて子供がかわいそう」
「スマホばかり見てて子供がかわいそう」
たくさんの「かわいそう」を言われてきましたが、なぜお菓子を食べているのか、スマホを見ているのか、その背景まで知っている人は数少ないのです。
本当にその人の気持ちを知って、その人のためにと思うのなら、かわいそうという言葉は使えないと思います。
誰だって我が子を「かわいそう」な状態にしないために努力しているですよね。もちろん必要のない努力だってたくさんあるとは思いますが、みんな必死で子育てしてる。
私も過去には周りが気になり、その場から離れることで、徐々に自分の子育てを受け入れることができました。
しかし「周りと違っていてもいい」ということを受け入れるのは、並大抵のことではないと実感しています。
ただ、子供ははじめから周りのことなんか気にしていない
そうなんですよ。お菓子を食べさせてかわいそうって言われても、子供はまったく気にもしていません。
自分にとって毒だと判断したら、いつか勝手に食べなくなりますよ。それよりも何でもかんでもかわいそうっていう目で見られることの方がよっぽど毒だと思いませんか?
何よりお母さんが楽しく育児ができる方が、子供にとっては一番だと思っています。
【まとめ】お母さんが苦しまない子育て
私はよく「頑張らなくていいんだから」という言葉をかけられていましたが、頑張らない方法が分かりませんでした。
だって、頑張らなければ、布団から起き上がることもできなかったからです。
赤ん坊が泣きだしたら、うんちをしたら、お腹が空いたら、私は頑張って起き上がらなければならない。
「上手に休んで」というのも、どうすればよいのかわかりませんでした。だって自分が休んだら、家事は山のように溜まっていくだけだからです。
みんなそれぞれの生活があってギリギリで頑張っているのだとしたら、自分も頑張って這い上がるしかない。
どうやったら頑張らなくていいんだろう。しかし世のお母さんはしばしば「頑張りすぎだ」と言われています。
むしろ私からしたら、子供を保育園に預けることやサポートを受けることの方が、よっぽど頑張らなきゃできないことです。
よっぽど器用じゃなきゃ手なんか抜けないんですよ。
ならば、今は自分なりに頑張って這い上がって、今を乗り切るしかない。
生きてるだけで今日もよく頑張ったね!と言って、コンビニで買ったお菓子を子供と一緒に食べようではありませんか!