こんにちは! 主婦のミホコです。
子供が小学校に通うようになると、子供の学力が気になりはじめませんか?
我が家は小学5年の息子と、小学2年の娘がいて、それぞれ得意教科がバラバラです。
息子は算数が得意で、分からないことがあってもすぐに理解できちゃうタイプ。ですが、娘は算数が苦手。未だに指で数えるという状態です。
しかし反対に、絵で表現したり英語の発音などは、娘の方がピカイチです。
このように、兄弟でも得意なことは全く違います。そして、どの子も得意なことがありますので、上手に伸ばして上げられたらいいなと思っています。
こんな方におすすめ
- 小学生のお子さんの学力が心配なお母さん
- 小学生の子供の学力を伸ばしたいと考えているお母さん
お母さんが子供に勉強を教えようとすると、なかなかうまくいきません。それどころか、親子関係が悪くなる可能性も。
お母さんができるのは「子供のやる気を引き上げること」だと思っています。
「小学生の子供の学力が心配」お母さんが子供にできること
幼少期の頃から勉強に力を入れている親御さんは多いですよね。
子供が小学校に入ると、テストがあったり通知表などで、周りの子と比較する機会が増えます。
「周りの子と比較することは良くないことだ」と理解していながら、実際には点数を気にしたり、できないことがあると心配したりと、つい子供に要求しがちです。
しかも、今は早期教育に拍車がかかり、英語耳だの絶対音感だのできることは早いうちに、という情報ばかり。
では、何が子供にとって一番効果のある学習方法なのでしょうか?
子供の学力を心配している状態が一番よくない
子供が悪い点数を取ってきたとか、他の子ができていることが我が子にはできないなど。
それら全てが「他人との比較」から生まれませんか?
幼稚園の頃はテストもないし、個性を育てるために「みんな違ってみんないい」という雰囲気でした。
しかし小学校に入り、いきなりみんなと同じようにできなきゃ遅れてしまう、、といった焦りを感じるようになります。
周りと比較することがよくないことと分かっているつもりでも、いつの間にか周りと比較して、できていないことがあると心配になる。
マイナスなことを想像して、今改善できることがあれば、と躍起になってしまうのは、子供のことを心配していたら当たり前のことです。
後で後悔しないように今できることを、親ならば探して与えてあげたくなります。
しかし、この時期に大事なことは「自分の力を信じること」です。
では、どうすれば自分の力を信じる力が身につくのでしょうか?
子供が、親からいつも心配されているという状態は、自分を気にかけてくれているという面ではプラスに働くかもしれません。
しかし、普段から心配されてばかりいると、自分で成し遂げるという意欲みたいなものが湧きにくくなってしまいます。
いつも心配されるような自分、となってしまい、どうせ誰かが(初めの頃は親が)助けてくれるからこのままでもいいや、みたいな感じになりませんか?
小さい頃は、自分一人でできないことが多くて当たり前。
そのような時期を経て、次第に「自分でできた」を増やしてあげることが、自分の力を信じることに繋がっていくのかな、と思います。
子供の現状を把握して改善していこう
(それほど多くは求めていないはずなのに、こんな当たり前のことすらやろうとしない。)
だからつい小言を言いたくなってしまう。
しかし、もしかしたら【誰かがやってくれるから、このままでもいいや】というモードに突入していたのかもしれません。
息子が小さい頃は、失敗すると大声で泣き叫ぶので、できるだけ失敗をさせないように手助けをしてしまっていたんですよね、、
当時の私は、外で癇癪を起こされても堂々とできるだけのメンタルは持ち合わせていませんでしたから、しょうがないと割り切るしかありません。
ですが、自分でチャレンジするチャンスを与えてあげなければなりません。
過剰な手助けが子供のやる気を失わせていたと知り、親も覚悟を決めないとなんですよね。
そこで、本人に任せることが増えていき、ある衝撃の事実を知ることとなったのです!
私が必要だと思っていることでも、子供はたいして必要だと思っていなかった。
できないことがあっても、本人は現状にさほど困ってはいなかったのです!
当の本人が困っていないのだから、ヤル気なんか出るわけがない!
ここに気付いた時に、今までの声掛けがいかに意味のないものなのかということが分かりました。
本人が困っていないのだから、このままでもよいのかもしれません。
しかし、子供は「必要性を知らないから、困ってはいない」のかもしれませんね。
ですので、まずは子ども本人が現状を把握することが大事なのです。
学力を上げる前に大事なこと
幼稚園の頃は「お友達と仲良くできること」が重要でした。しかし、小学校に上がり勉強が始まると、突如気になるのが「学力」です。
普通に学校に行って先生の授業を聞いていれば、たいていのことは理解できるだろうと安心しきっていたのに、自分の子だけテストの点数が低い。
こうなると、親としては「今から授業についていけなくなっては大変だ」と、慌てて家庭学習を始めようとします。
私は、この流れは決して不思議なことではないと思っています。
授業が分からないというのは、子供にとってもマイナスだと思うからです。
1日5時間も6時間も学校で勉強をするのに興味も持てず、ただ暇を持て余すだけの時間を過ごすのは、かなりの苦痛だと思います。
「理解する力」を強化すると勉強できるようになる
勉強といっても、全ては「理解する力」です。理解する力が身についていれば、それほど心配することはありません。
しかし、言葉を理解する能力が欠けていると、学校の授業でも先生の言っていることが理解できません。
私がこの感覚に気付いたのは、娘に算数を教えていた時です。
娘は、生活で言葉が通じないということはありませんでした。むしろ場の空気を読むのは兄よりも優れていました。
ですが、数字になるとなかなか理解できない。
例えば10の次は11だとか、10足す10は20だということを、おはじきで数えているときはできても、頭の中での計算ができないとかです。
数字という概念そのものが培われていない、そういった感じでした。
このような場合、10足す10は20が当たり前の私たちが算数を教えても、娘には何を言っているのかチンプンカンプンな様子でした。
「どうやったら娘に分かるように伝えられるのだろう」
大人にとって当たり前のことを、改めて子供に教えるときに、どう表現したら子供に伝わるのか、、
どんなに嚙み砕いて教えても、全く理解されず疲弊したり、こんな当たり前のことも分からないの?という気持ちが湧いてしまうこともありました。
ですが、分からないのですからしょうがないのです。嫌な雰囲気で頭ごなしに説明されても、子供には全く伝わりません。
このような経験をして分かったことは、勉強とは「理解する力」だということでした。
悩みに悩んで、私も一旦、算数の概念を一掃し、バカになって考えてみました。
すると、私が全く分からないということを心配してくれた娘が、自分なりに算数を学び、理解しようとし、そして私に教えてくれるようになったのです。
はじめは10の計算から。
もちろん私は全く理解できない人、ですが娘の説明で「分かった!」と言って2人で大喜びする、といった茶番を繰り返していくうちに、だんだんと「分かる喜び」「伝わる喜び」を実感しているようでした。
「理解する力」の育み方
娘の出来事から「理解する力」について考える機会が増えました。
算数の計算問題の時に感じたのは、おはじきや棒があれば理解しやすいということです。
ですが現物でイメージを植え付けていくと、だんだんと想像力が身について、頭の中でおはじきを並べられるようになっていくようです。
私たち大人は、おはじきをイメージすることはないと思いますが、小学生で算数がどうも苦手というお子さんは、このイメージを植え付けていくことから始めていくと良いかもしれません。
娘も少しづつ算数に興味を持ち始めたころは、数え棒や時計を常に使っていました。
この時期を決して焦ってはいけないんだと、私も学んだ出来事です。
何よりも「分かった!」という喜びを味わうことを大事にしていきました。
喜びを感じられると、興味を持つようになり、いつの間にか自分で勝手に学ぶようになります。
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【まとめ】小学校時代の学力アップは、興味を持つことから
娘の算数のレベルの低さを突き付けられたとき、「これは正直まずいな」と焦る気持ちを抑えきれませんでした。
というのも、息子は何も教えなくても勝手にできてしまっていたからです。
全く理解できていないという娘に、何から教えてあげればいいのか、こんなことも分からないのか、と正直あきれてしまっていたのです。
その時に、ある先生から言われたのが「算数の計算問題で、お子さんがたとえ間違えても決して怒らないこと!」というものでした。
お母さんに「こんなことも分からないの?」と言われて思考が停止し、悲しい気持ちになれば、子供はもれなく算数を嫌いになり、しかもできないということを隠すようになる。
何より、分からないという苦しさをお母さんに理解してもらいたいのに、分かっていないということが知られたらまた怒られる、、という悪循環が始まります。
こんなことは、子供の気持ちを想像すれば理解できることだったのです。
想像力を使えていないのは私自身も同じだということでした。
できた!という喜びは何よりの原動力です。子供の「できた!」を共に喜びあうことが、子供の学力アップの近道だと思っています。
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