息子が中学3年生になり、いよいよ本格的に受験シーズンが到来しました。
ちなみに息子は幼稚園から公文に通い、小学5年からは進学塾に通っています。

自分のことは棚に上げて、子供には勉強を頑張ってほしいと思うもの。
そんな時に使うセリフが「勉強は将来のために必要だから」ってやつです。

歯磨きをするように、空気を吸うように、勉強も無意識レベルでやらないかなぁ。

、、、それもそうだ。
でも私だってガリガリ勉強を頑張った時期があるし、もっと早くから勉強しておけばよかったと、今は後悔しています。

後悔というのは、自分が体験したからこそ分かることであって、息子からしたら「それ、あなたの感想ですよね」ってなっちゃうんですよね。
相手は絶賛反抗期の中学生男子。
それを相手に、どうしたらその気にさせて勉強をガリガリやろうと思わせることができるのか、、
他人はコントロールすることはできない、とはよく言いますが、試行錯誤の結果、なんと息子がガリガリと勉強するようになったのです。
今日はどうして中学生の息子が積極的に勉強をするようになったのか、詳しくお伝えしていきたいと思います。
こんな方におすすめ
- 子供にガリガリ勉強させたい
- 子供が勝手に勉強するような声掛けをしたい
受験生への声掛けは、うまくいけば効果が絶大ですが、失敗することの方が多く、下手をすると地雷を踏んでしまう事もあります。
ましてや親からの声掛けは最も難しく、何も言わない方が良いという事もあり、細心の注意が必要です。
私はオタク気質のため、気難しい思春期ボーイへの声掛けを研究し尽くし、息子の勉強のやる気エンジンをかけることに成功いたしました。
勉強をする必要性に気付かせる
そもそもどうして勉強をしないといけないのか、という子供の問いに対して、一度は言ったことのある言葉が「学歴が高い方が有利だから」。
しかしこれは、子供がまだ小学生だと全く通用しません。
理屈では何となく分かるんだけど、人の言いなりになりたくなかったり、まだ将来のことなんか考えてもいないので、こちら側が分かったようなことを言うと一気に壁をつくられてしまいます。
ですが、子供がまだ小学生なら、親の言葉に多少は耳を傾けてくれることもあります。
小学生時代に家庭学習の習慣を身に付けておけば、学力は一気に上がっていくこともあり、ここは親の腕の見せ所でもあります。
才能がなくてもチャンスを得る方法
じゃあどうして勉強をしなければいけないのか、と言われたらどうすればいいのか。
私なりの答えは「お金も筋肉も、一日では身に付かないから」です。
自分の理想的な生き方をしたいと考えたときに、必要なのはズバリ「お金」です。
そのお金を手に入れるために、少なくとも働くという手段が必要で、そのために今できることは勉強だと話しています。
人は平等に24時間しか与えられていない中で、少しでも効率よくお金を稼ぎたいと誰もが思うもの。
その中で、条件の良い仕事に就きたいのなら、今から自分のスキルを高めておくしかない。

勉強したって何の役にも立たないとか、勉強なんてできなくてもお金は稼げるという意見もありますが、ぶっちゃけそっちの方がいばらの道だったりします。
才能でお金を稼ぐ方が、何倍も大変なのです。
反対に、これといって才能がなかったとしても、平等にチャンスを与えられる方法が勉強です。
自分のレベルを簡単に上げる最強アイテム「学歴」
勉強ができないと思っている子の多くは、勉強の量が圧倒的に足りていません。
自分は勉強が苦手だと思い込んでいる子も多く、勉強に対するモチベーションも下がっています。
しかし、自分のレベルを簡単に上げてくれる最強アイテムは、学力であり学歴です。
スポーツで秀でるのはなかなか難しいですが、学力なら努力次第でどうにでもなるからです。
例えば、国語や社会などは、ただ教科書を何度も読み込むだけで点数が爆上がりします。
一つの教科だけでも、勉強量を増やすことで格段に向上するので、勉強のモチベーションを上げるきっかけになります。


勉強のモチベーションが低い子には、その中でも得意な教科だけに絞って教科書を読み込むようにします。
テストでよい点数を取れると、一気に自信が付きますし、モチベーションが一気にアップするはずです。
できないことをできるようにするより、できることをどんどん伸ばしていくという手法です。



面白いもので、やればできるんだと思い込ませてしまえばこっちのものです。
勉強をすることでどんなメリットがあるか
学力を上げることで得られるメリットはたくさんありますが、すぐには実感できないのでモチベーションが長続きしません。
そんな中、勉強をするメリットを実感している子は、コツコツと日々努力を重ねています。
勉強ができる子は、はじめから頭が良いというよりは、勉強をするメリットを既に実感しているから、それを手放したくないという思考のようです。

最高得点を取ったときに「チョー気持ちいい~」ってなる、あれです。
一度あの「チョー気持ちいい~」を味わうと、また得たいと思うし、反対にもう得られないと思うと不安になることもあります。
子供に勉強をさせたいとき、勉強をするメリットをつらつらと並べ立てても、子供にウザがられる始末、、
しかし、子供に「チョー気持ちいい~」を演出することは可能です。
勉強をやる気にさせる最強の方法
自分なりに頑張ったのに結果が出なかった場合、もっと頑張ろうと思える子はほとんどいません。
大抵はやさぐれたり、もう無理だと諦めの境地に入ってしまいます。
そんな時に、親がとやかく言っても逆効果です。
明らかに勉強量が足りなかったと分かっていても「もっと勉強すればできるよ」などといった声掛けをしてはいけません。

子供なりに(多少でも)努力したことには変わりはありません。頑張ったのに結果が出なかったことに対して、全力で思いを共有しましょう。
一緒に悔しがったり、一緒に落ち込んだり。
決して、もっとこうすればよかったなどと上から目線でアドバイスをしてはいけません。

そのためには、私たちも一緒に勉強したり、問題集を解いてみるのもおすすめです。
定期テストを解いてみたら、意外と難しくてびっくりしました。

50点取れただけでもすごいことだわ。
こんな境地になります。
そして、心から労いの気持ちが湧いてくると、子供の態度が一気に変化していきます。
人間は、無駄なことをできるだけしたくないと思うものです。
あれだけ頑張ったのに上手くいかなかったとなると、やる気も萎えますよね。
そんな気持ちを子供と共有することで、一番近くにいる応援団になることができるのです。
勉強ができるだけでスーパーサイヤ人になれる
私たちが最強の応援団になれることで、子供のやる気が爆上がりしていきます。
勉強は、長距離走のようなもので、継続がものを言う世界です。
はじめはやる気が湧いてきても、モチベーションを維持するのが難しいのです。



でもビールはなかなかやめられないのどうして。
必要なものこそなかなか続かず、だけど好きなことは何も言われなくても勝手に続けてる、、
ってことは、勉強も好きになれば勝手に続けられるってわけです。

しかし、我が息子は今現在「勉強が好き」というレベルにまで到達しました!! パチパチ!
どうやってやる気スイッチ押したのかしら?

単に勉強量を増やしただけで、テストの点数は上がります。
テストの点数が上がると、みんなから褒めたたえられて「自分ってすげー」となるわけです。
この状態を維持したいと思うから、もっと勉強しなきゃといった、かなりどうでもよい理由で勉強をしていたりします。

勉強が自分の将来にどれくらい必要なのかを懇々と説明するよりも、「めっちゃすごいじゃん!よっ天才!」などと軽くおだてるくらいのほうがよいのです。
どうして勉強しなきゃいけないの?と聞いてこなくなる
「勉強なんて意味あるのかな」と思うこともあると思います。
しかしそれは、まだ「勉強ができるようになった自分」を味わったことがないからです。
勉強ができるようになると、学校でもちやほやされ、テストで毎回ドヤることができます。
「勉強ができる自分」を味わったら、もう手放したくなくなります。
きっかけはこんなくだらないことですが、効果は絶大です。