
早く仕事辞めて、家でダラダラしたいなぁ。
今のパートもう4年もやってるんでしょ。もうベテランじゃない。


張り切りすぎるとめんどくさがられるんだから。

パートタイマーは、与えられた時間に与えられた作業をこなすという働き方。
だから、より良くするために意見を言うなど自我を持ち始めると、会社側からウザがられます。
しかし、みんながみんな同じ技量なわけもなく、同じ時間内でもできる人とそうでない人との差が出てきて、これがなかなか厄介だったりします。
同じ給料なのに、あの人だけ楽してるとか、、何か自分だけ損してるように感じ始めると、謎の疲労感が溜まります。


もう少し楽な仕事はないか、なんなら家でできる仕事にしようか、ずっとモヤモヤしていたのですが、先日こんな話を聞きました。
「80代で実感した、50代の時に必ずやっておくと良いこと」


自分が80代になったときに、今のハードな仕事は続けられるはずもないし、いずれは老後も続けられる仕事を見つけなきゃと焦っていました。
80代の自分かぁ、、一体どんな生活を送っているんだろう、、
80代で実感した、50代の時に必ずやっておくと良いこと
今でさえ身体が思うように動かないのに、80代になったらもはや労働は無理。
しかし、実際のところお金が足りなかったら、そんなことも言ってられません。
もしかしたら80代になっても今のパートを辞められないかも、、

物価がどんどん上がって、一生労働しなきゃ生きていけないのかしら、、
ヒィー。


嫌味か?
誰かの役に立てるなんて羨ましいことじゃ。

いや、人のためとかもう十分だし、これからは自分のために人生をゆったりと過ごしたい。
だから今頑張って働いて貯蓄しているのに、、結局、一生働かないといけないの?
そんなの嫌~!
今私たちが働く理由は様々ですが、1番はお金が必要だからだと思います。
だから、老後に困らないように貯蓄をしているのですが、実はそれ以外にも若いときからやっておけばよかったと後悔している人も多いのだそう。
「80代で実感した、50代の時にやっておけばよかったこと」とは一体何でしょうか。
適度な筋肉量を維持する

疲れがたまっているのかも、、少し休もう。
40代後半から50代に突入すると、今までのようにキビキビと体を動かせなくなります。
代謝も悪くなるし、どこかしらがいつも痛い。だから自然と運動量が減っていきます。
休息が足りてないのかも?と休んでばかりいると、ますます体が動かなくなってしまいます。

疲れを感じやすくなり、そろそろ仕事を引退してもいいか、と思い始めるのも50代。

そんな悪魔のささやきが聞こえ、仕事を辞める口実ができた~
と喜んだのも束の間、仕事を辞めた途端、何もすることがなくなってしまい、一気に老化が進んでいきます。

しかし、会費もまあまあ高いし、かと言って自分で運動をするほど意識も高くない。
体を動かすのが好きな人でない限り、自然と筋肉量が落ち、80代では体を動かしてきた人とそうでない人の差がすごいことになります。



人間なんて、優しくすれば直ぐに甘い蜜を覚えてしまうもの。
よっぽどの筋肉好きでなければ、楽な方へと流れていき、気付いたら歩くのもやっとな薄っぺらい筋肉量になってしまいます。
老後に困らないように貯蓄をしていても、健康じゃなかったら意味がありません。
10年後、20年後もはつらつと生活をするためには、適度な筋肉量が必要なのです。
そして厄介なのが、筋肉も貯蓄と同じで、減るのは早いのに増やすのは至難の業だということ。
足りないと気付いてからでは遅いので、今のうちから蓄えておく必要があります。
生活レベルを上げない
定年を迎え仕事をリタイアすると、収入が一気に下がるのはご存知の通り。
今まで当たり前のように入ってきたお金が、年金だけの収入になってしまい、今までのような生活をしていたら確実に足りなくなってしまいます。

1人2千万じゃ。


パートの給料上げろ。


収入を増やせない高齢者世代が「生活していくうえで足りない金額が2千万円」だと、国が断言しちゃってるんですよね。
でも、高齢者になったら子供も自立してるし、若い時よりも食費もかからないかも、、
で、これ計算してみたんですが、持ち家か賃貸か、年金をどれだけもらえるか、退職金をもらえるか病気持ちか、子供が巣立っているかなど、人によって条件が様々なので、一概に「1人2千万円足りない」とは言えないんですよね。
ですから、自分が老後にどれくらいの生活費がかかるかを試算し、足りない分を今から準備する必要があります。

生活費を抑えれば年金だけでやりくりできるかも。パート辞められる!

年金は65歳から受給で、、国民年金は7万円弱でぇ、、
あれ?やっぱり2千万円程足りなくない?
年金を当てにしている人はあまりいないとは思いますが、それでも生活できるくらいは受給されると思っていたら、まあまあ少なくてびっくりします。
もし賃貸だったら、家賃を払えないという人も出てくるかも。
厚生年金をもらえる人でも、月の年金額は平均して15万円ほど。想像していたよりも少なかったという人が多いので、ここはしっかりと自分がいくら受給されるのかを把握しておきましょう。
そして、今から生活レベルを上げずに、コツコツと貯蓄しておくことが大事です。

過去の私もそうでした。今を楽しめなきゃ生きてる意味がないと。
しかし、欲しいものを買っても満たされず、また欲しいものが出てくるので、いつまで経っても満足できない。

あー欲しいものばかりで困っちゃう。

そこで、本格的に将来のことを考えて、お金と向き合うようになったら、本当に必要なものが分かるようになりました。

何でも簡単に手に入るからこそ、本当に必要なものが何か分かりにくく、世の中の情報戦略に踊らされてしまいます。
しかも、一度上げてしまった生活レベルは、なかなか下げることはできません。
週末の度に外食をしていた頃は、それが贅沢なことだとは全く思っていませんでした。

自分にご褒美を上げ過ぎた結果、それが当たり前になってしまいました。
生活レベルを上げるのは簡単ですが、下げるのはかなり大変です。
収入は容赦なくがくんと下がるのに、生活レベルが高いままではあっという間にお金が足りなくなってしまいます。
反対に、今から生活レベルを上げなければ貯蓄も増え、老後の生活も心配なく過ごすことができます。
当たり前を疑う
私たちは、なんとなく学校に行って就職をして、結婚して子供ができて、、
など、親がそうしてきたことを当たり前のように捉えていることが多いように感じます。

子供ができたら保険にも入らなきゃ、マイホームも必要よね。
大きな出費として挙げられるのが、結婚資金、出産資金、教育資金、住宅資金、老後資金の5大資金と言われています。
一つ一つの説明は今回は省略しますが、これらを合わせると、なんと2~3億円ほどかかります。

3億なんて宝くじでも当てないと無理だわ。
ちなみにサラリーマンの生涯年収は2億円~。
個人差があるので何とも言えませんが、収入が高ければその分支出も増える傾向にあります。
このように、当たり前のようにライフイベントを行おうとすると、資金が足りないことが分かります。


親からの資金があれば良いですが、ローンは借金ですからね。何十年も支払いに追われ、貯蓄どころではありません。
しかも、なんとか貯金ができたとしても、老後資金の2千万円を貯めるのに年間100万円貯められたとして、20年かかります。

家賃(ローン)を支払って生活費に教育資金に老後の資金まで、生きるのって大変。
さらに年金や保険の支払いもあります。
これでは、いくら収入を増やしても支払ばかりで貯蓄ができません。


収入から支出を減らすためには、当たり前のように支払っているものを一つ一つ見直すことが重要です。
我が家が見直した項目がこれらです。
- 生命保険
- 携帯電話
- 車
- 外食費
- 被服費
- 美容代
これらを見直した結果、月に3~4万円は貯蓄できるようになりました。
更にただ貯蓄するだけでなく、積立投資をすることで、資産を増やすことに成功しました。
今まで当たり前のように加入していた生命保険を解約し、携帯のキャリアを格安スマホに変え、燃費の良い車に買い替え、外食回数を減らし、服は年に数枚購入で十分、美容にもほとんどお金を書けなくなりました。
それでも困ることはないし、それで十分だったのです。
将来の自分のためにやっておくこと
将来に漠然とした不安は以前から持っていたのですが、まだ先のことだし今から心配しててもしょうがないからと問題から逃げていました。

今を楽しむ方が大事だよね!
ですが、いざ老後を迎えたときに私はどんな生活をしているんだろうと想像したときに、不安しかありませんでした。
今でさえ物価高騰が続いているのに、数十年後には何もかもが高すぎて生活費が足りないのでは、、
事実、このまま物価高騰が続くと、円の価値はどんどん下がっていきます。
円の価値が下がると、ただお金を保有しているだけでは資産が減ってしまうという現象が起こるのです。

将来もらえる年金は増えることがないのに、お金の価値が下がってしまったら、老後の生活は苦しくなるに決まっています。
ですから今のうちに対策が必要なのです。
なるべくきつい労働を続けるのじゃ。

3k(きつい汚い臭い)労働をしていれば、自然と生活レベルを下げられますし、お金のありがたみを感じることができます。
大変な思いをしてやっと稼いだお金だからこそ、大事にしたいと思うし、お金の知識も自然と増えていきます。
その時になって慌てるのではなく、今から準備しておけば、きっと老後も充実したものになっていくでしょう。