こんにちは! 元パーリーピーポーで、今は節約家のパート主婦です。
パートを始めて5年目。本当はこんなに続けたくなかったのに、気づけば古参です。

飲食店の厨房は、夏は暑すぎて、アラフィフの体力を容赦なく吸い取ります。

この暑い最中エアコンが壊れたとかで、修理はいつになるか分からないときたもんだ。
さらには、人件費や光熱費、物価高でシフトがかなりタイトになり、その分1人の負担が激増し、職場の雰囲気も悪くなる一方。
とうとう1人のパートさんが辞めると言い出しました。

今までもパート辞めたい病は定期的に訪れていたのですが、今回はかなり重く、しかも私だけではなく多くのパートさんが限界を迎えているようでした。
こんな方におすすめ
- パートを辞めたくて病んでいる
- パートを辞めたいけれど、お金がない
私も、今のパートはとっくの昔から辞めたいと思っていたのですが、次の仕事も見つからず、収入源が無くなるのがいやで、ズルズルと続けてしまっていました。
そうこうしているうちに古参になり、転職するのが億劫になっています。
しかし、今の仕事をこの先も続けるつもりは全くないので、自分のこれからのことを真剣に考えていこうと思いました。
たかがパートなのに疲弊する理由

どの仕事も楽ではないだろうし、みんな大変な思いをしているのは分かるのですが、きつい汚い臭い上にサウナみたいに暑いよりはましだろうよ。
外で作業している人よりは、まだ恵まれている?
パートなんだから、それぐらい我慢するべき?
仕事で辞めたいと思っても、その度に自分を叱咤してきましたが、なんだか今回は我慢の糸が切れてしまいました。
なんていうか、人扱いされていないというような粗末に扱われているような、心の底から虚しいという気持ちです。
次の仕事があれば、今すぐにでも辞めてやるのに、、
しかし、辞めてしまう前に、パートをする目的について今一度考えていきたいと思います。
所詮パートなんだし、辞めてもいいじゃん。
パートなんていくらでもあるし、嫌ならやめて次探せばいいじゃん、と思っていたのですが、その次がなかなか見つからない。
同じところで長く働いてしまうと、また一から新しい仕事を覚えるのか、、と思うと億劫になってしまいます。

平日のみ、週に2日でOK!と書いてあっても、いざ話を聞いてみると、土日もなんだかんだと出勤させられているから自分だけ休みにくいよね、という状況、、
結局どこもそうなのかと、それなら今のところでもう少し我慢するしかないか、となってしまいます。
私の場合は、「結局どこも同じだった」と知ってから、不満があっても諦められるようになったという感じです。
たぶん、雇う側も「嫌なら辞めてもいいよ」というスタンス。
それに気づいてからは、不満を持ってもそれを改善するという気持ちにまではならなくなりました。
「所詮パート」という枠を勝手に超えてしまうと、無駄に疲弊してしまうからです。
パートタイマーで疲弊しないための考え方
自分ばかりが大変な思いをしていると感じ始めると、フラストレーションとなります。

職場で自分がこんなに大変なのに、他の人は楽そうに見えたり、さぼっているように見え始めると、不満を感じますよね。
しかし、実際は自分以外にも大変な作業をされている方はたくさんいるだろうし、知らないだけかもしれません。
そもそも、なんのために働いているのかと言ったら、ズバリ「お金」のため。
やりがいとかスキルアップというのは、そこにウエイトを置いている人なら改善する必要がありますが、私のような扶養内パートは、その時間だけ働いてお金を稼げばいいだけです。
余計な部分まで足を突っ込んでしまい、無駄に疲弊するよりも、目的(お金)を忘れずに、その目的のために頑張る。
この初心を忘れずに、給料に見合った労働力を与えればよいのです。
パートを辞めるために、パートを続ける
パートを辞めたいけれど、次の仕事が見つからないから、なかなか辞められないと思っている人は多いと思います。
もちろん私もその一人。
パートなんて辞めたきゃすぐにで辞めちゃえばいいのに、次の仕事を見つけるのも億劫。
この、辞めたいのに辞められない状況が、さらにストレスを増していきます。

そんな仕事しかできない自分に嫌気がさしたり、嫌なのに行動できない自分を責めてみたり。
若いころは、もっとフットワークが軽かったはずなのに、、

世の中には素晴らしい仕事をしている女性もたくさんいるのに、私はどこで選択を間違えたんだろう、、

そう、お金のためだ。
お金を貯めるためにパートを始めたのだから、仕事のやりがいとかは二の次だったはず。それがいつの間にか目的がずれてしまっていました。
多くの人は、生活のために今の仕事をしているのだと思います。
好きなことを仕事にするなんて、今の日本では理想論でしかありません。

将来の自分のために、今はできるだけお金を貯めておく。
そのお金が、いずれ自分を助けてくれる時が来ますし、お金に余裕ができたら、好きなことを仕事にできる日も来ると思っています。
パートにやりがいを求める必要はない
昭和世代の癖で、何事も全力が素晴らしいという美徳が染み付いているんですよね。
ここを意識改革していかなければ、頑張ってもむなしいし、苦しくなるだけです。
自分が真面目だったと気づいたのは、フィリピン人のパートさんの行動を見たときでした。
フィリピン人じゃなくても、外人はみんな「まずは自分ファースト」で、仕事も給料以上には絶対に働かないし、平気で遅刻してくる。
その人が体調不良で突然休んでも、よくあることとして受け入れられてるのに、私は休んだことがありませんでした。
自分が休んだら誰かに迷惑がかかると思うと、這ってでも仕事に行ったほうがましだと思っていたんです。
そうやって、勝手に「仕事に対する意識」を高めてしまっていました。
誰もあなたに求めてないんだから。

真面目に仕事をすればするだけ、雇う側にとっては都合の良い人になります。
パートはパートという役割を全うしなければいけないのに、勝手に自分の仕事を美化していたのは、ほかの誰でもなく自分だったのです。

どこかで「あなたがいてくれて助かった」と思われたいという気持ちがあるんですよね。認めてもらいたいという気持ちが。
どんな仕事でも全力で取り組むことは大事ですが、求められている枠から勝手にはみ出していたのは自分だと気づいてからは、気持ちが少し楽になりました。
パートのメリットを存分に発揮する
長い時間働けるのであれば、正社員のほうが断然良いに決まっているんですよ。
福利厚生は絶対にあったほうがいいし、守られ度合いが全く違うからです。
これは若い時には感じられないかもしれませんが、老後の年金だけを見ても明らかに差が出てきます。

たまに「パートって楽そうでいいよな」と言われることがあります。
事実、私もパートという働き方は責任もなく、楽だと思っています。
しかし、働いている間の労災保証はなく、時間の切り売りですし、厚生年金も加入できません。

会社側も、そして雇われる側も「この時間だけ」の関係でよいのです。
私が、パート辞めたい病の発作が出るときは、たいていこの枠をはみ出しているときです。
本当にやめたければ、早く辞めればいいんだし、たぶん誰も困らないと思います。
いつ辞めたっていい、と思えるようになると楽になる
毎回忙しくて必要以上に仕事を要求されていると感じたら、仕事を辞めてもいいかなと思っています。
長く勤めていると、やれることが増えて、頑張っても仕事量は増える一方なんですよね。
それを「頼ってもらえてうれしい」と感じられるのであればそれもいいかもしれませんが、雇う側は、同じ時間でより多くの仕事量をこなしてくれる都合の良い人と見ているかもしれません。
ほかに仕事が見つからないと思っていると、その弱みに付け込まれているように気もしなくもないので、他にも収入源を見つけておくとよいです。
それだけでも、心の余裕が全く違ってきます。