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【子どもの自己肯定感を育む】本物の自己肯定感とは?

こんにちは! 主婦ブロガーのミホコです。

小学4年の息子と小学1年の娘の子育てをしています。

 

子供との関わり合いの中で、親としての自信を無くしかけた時に「自己肯定感」という言葉にたどり着きました。

 

私は、子供の自己肯定感を下げてしまってはいないか?

 

子供の自己肯定感は、幼少期の人との関わり合いで大きく変化します。

この大事な時期に、親である私が感情に振り回されている場合ではないと、本気で反省したのを思い出しました。

 

そこで、私自身がまずは心理学について学ぼうと資格を取得しました。

 

子どもの自己肯定感とは?

子どもの自己肯定感が大事な理由

 

自己肯定感が高いと物事をプラスに捉え、反対に自己肯定感が低いとマイナスに捉えてしまう、、

 

何かが起きたときに「自分のせいだ、、」といつも自分を責めてしまうというのは、性格の違いなのかと思っていましたが、育ってきた環境も影響しているようです。

 

例えば私の場合、子供がまだいなかった頃は、人間関係もそこそこうまくいっていると思っていました。

自分ではコミュニケーションが得意な方だと思っていたのです。

 

しかし、子供ができてからは全くうまくいきませんでした。何より、人に迷惑をかけて謝るのが大の苦手。

 

人に迷惑をかけてしまったら謝らなければいけない。しかも、周りの人から冷たい目で見られるのでは、、といつもビクビクしていました。

 

というのも、子供ってどこでも構わず泣き叫びますよね。

我が子は特にそういうタイプでしたので、公園でも公共の場でも、一度泣き叫びだすとうるさくしてしまい、その場から逃げるように移動していました。

 

ブラック ネコさん
公園でもどこでも泣き叫んでいたから、正直居場所がなかったな。。

 

当時は、爆音で泣き叫ばれるだけでも心が折れてしまいましたね。

 

人気のない公園を探し、誰にも会わないようにしていました。

楽しそうにしている親子が眩しすぎて、、どうして私は自分の子供を満足させられないのだろうと、自分を責めてばかりいました。

 

後に、息子がどうして癇癪を起していたのかが理解できるようになったのですが、当時はどうしたらよいのか全く分からず、人を避けて生きていました。

 

子供の自己肯定感が低いと感じる場合、まずは自分の自己肯定感が低いかチェックしてみてください

 

なぜかというと、子育ては人から助けてもらったり人に迷惑をかけなければできないからです

 

誰にも迷惑をかけないで生きていくことは、ほぼ無理ですよね?それなのに私は、今まで人に迷惑をかける勇気がありませんでした。

 

自己肯定感の低い人は、人に助けてもらうのが苦手です

 

自己肯定感とは、積極的に自分を認める力

 

自己肯定感が低いと「人に迷惑をかけるなんて許されない」と思ってしまいます。

もっと噛み砕いていうと「自分は、人に迷惑をかける価値がない」から、迷惑をかけるなんて許されないとなります。

 

まあ、ここまで自分を卑下する人もいないのでは?と思いますよね。

でも意外にも、そう感じてしまう人は少なくないんですよ。

 

今まで人にそれほど迷惑をかけたことがない人は、この思考に陥りやすいです。

 

人に迷惑をかける、ということは、人から助けてもらうということになります。

人から助けてもらうというのは、人からの好意を受け取れる人です。

 

そして、相手の人は「人の役に立つ自分」という経験が得られるのです。

 

この、人を助けそして助けられる経験が、どんな自分も受け入れる=自己肯定感に繋がっていきます。

 

「自己肯定感」とは、自分の良い部分も悪い部分も含めて、自分は価値のある存在だと認め肯定できる感情のことです。

 

自己肯定感が高いと、物事をプラスに捉えます。例えば、子供が泣き叫んでも「周りに迷惑をかけてしまう自分は存在価値のない人間だ」とはなりませんよね。

 

堂々と人に迷惑をかけ、そして時に謝りながらも感謝の気持ちを抱くことで、たくさんの人に助けられながら子育てをしていけるのです。

 

反対に自己肯定感が低いと「自分は弱くてダメな存在だと、周りから思われる」と感じてしまいます。

そして、原因である子供を変えようとしてしまうのです。

 

子どもの自己肯定感の育み方

自分は誰かの役に立てている、という自信

 

現代は、繊細で優しいお子さんが増えているように思います。

それ自体は悪いことではなく、心が早熟傾向にあるのでは?という見解です。

 

それ故に、相手の気持ちを探りすぎてしまい、相手を傷つけたくないという気持ちから、他人との距離を取ろうとする子供も少なくはありません。

 

ポイント

迷惑だと思われたら嫌だな、、

相手を傷つけてしまうかも、、

と、他者との関わり合いを避ける子も少なくない

 

相手を傷つけてしまうのを恐れるあまり、相手の気持ちに敏感で、他者と距離を置いているということもあるかもしれません。

 

反対に、自分の欲求ばかりを押し付ける子も、実は増えているように思います。

人の役に立ちたい、という気持ちの奥に「自分という価値を相手に押し付ける」という意味がこもっていたり、相手のためが過ぎてお節介になってしまったり。

 

それらはセルフコントロールがまだ成長していないからだと思います。。

 

セルフコントロールとは?

セルフコントロールとは、自らの欲求を抑え相手の気持ちを思いやる行動

 

小学校時代の子供たちは、違う学年の子との関わり合いの中で、セルフコントロールを学んでいきます。

特に年下の子との関わり合いは、セルフコントロールを学ぶ良い機会です。

 

セルフコントロールを育むために学校があり、友達との関わりの中で相手の気持ちを理解していきます。

 

年上の子が、年下の子のために何かをしてあげる。手伝ってあげる。助けてあげる。

その経験は「誰かのため」に、自分を律することにつながっていきます。

 

それなのに、今は友達関係でトラブルがあると、すぐに親が関わってきますよね。

大人が入らなければならないトラブルが増えたことも事実ですが、セルフコントロールができない子が増えているのが要因かも?

 

セルフコントロールを学ぶ経験が少ないので、相手の気持ちを察することができない子が増えているのかもしれません。

 

自己肯定感は、人との関わり合いの中で育まれるもの

 

このように、自己肯定感とは人との関わり合いの中で育まれていきます。

しかし今はコロナの影響で、人との関わり合いが更に減ってしまっていますよね。

 

このような状況の中で、自己肯定感を高めるにはどうしたら良いのでしょうか。

 

私は、様々な人の考え方に触れる機会を増やせたらな、と思っています。簡単な方法として新聞のコラムを読むとか、本を読むなどです。

自分以外の人の考え方を知り、自分と比較してみるなどです。

 

自己肯定感が高まると、他者との距離が縮まる

 

「どんな自分でも大丈夫」と思えると、自分の意見が伝えられるようになります。そして、相手の気持ちが分かるようになると、人の役に立つ経験ができるようになります。

 

この経験は、自分の可能性を信じ、自分自身を信じる力になっていきます。

 

親子関係も、身近な他者との関わり合いですよね

 

家族であっても、自分の気持ちを伝えることは大事です。

家族だからこそ、相手を思いやる気持ちを育んでいきたいものです。

 

【まとめ】本物の自己肯定感とは「自分も他者も認めること」

 

「自分も他者も認める」とは、自分と違った意見でもいい、ということです。

自分だけが正しい、という枠を超えて、なぜあの人はこういう考え方なのだろう?と、相手の意見も尊重することです。

 

近年、自己肯定感が大事だというワードがひとり歩きし、自己肯定感=自分を認めるというところだけがクローズアップされているように思います。

 

(自分の意見は正しくて、これと相反する意見は断固受け入れない、、)

これは自分に自信があるから、というようにも見えますが、相手の気持ちを尊重することができないということです。

 

セルフコントロールができていないと、どうしても他者とのトラブルが起きてしまいます。

自分は正しいのに、、と相手を責めてしまう。

 

それでは人との関わり合い自体がストレスになりかねません。

 

自分と他者の垣根を越えて、「どんな自分(他者)でも、価値がある」と思えるようになったとき、本物の自己肯定感はアップしていくのではないでしょうか。

 

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