こんにちは! パート主婦のミホコです。
専業主婦を経て、2年前にパートを始めました。
パートを始めて、はじめの1年はかなり大変でしたが、徐々に働くことにも慣れてきました。
子育てをするために仕事を辞めてから、10年ぶりの労働でしたので、慣れるまでに少々時間がかかってしまいました。
パートを始めるにあたり子供のことが一番心配でしたが、今では子供達も協力してくれています。
こんな方におすすめ
- パートを始めてみたい専業主婦の方
- お金を稼ぎたい方
専業主婦からパートを始めるにあたり不安もありましたが、勇気を出して働きに出て良かったと思っています。
働きに出ることでメリットもたくさんあったので、記事にしたいと思います。
専業主婦は2億円損をすると聞いて思うこと
専業主婦は、家事や育児をする代わりに働きに出ないという生き方ですが、自分が独身の頃は一生働きたいと思っていました。
家事や育児なんて片手間でできるだろうと、そう思っていたんです。
しかし実際は、そんな甘いものではありませんでした。
子育てが想像以上に過酷で、これなら働いていた方がよっぽどましだと思うほどでした。
子育てが過酷になってしまう理由も今なら分かりますが、当時はどうしたらいいか全く分からず。
好き好んで専業主婦になったわけじゃないのに、、といつも不満を感じていました。
保育園に預けられたとしても、子供の体調が悪ければすぐにお迎えに行かなければならない。
そのたびに仕事を休まなければならないのが苦痛で、キャリアを手放す女性は多いです。
日本の専業主婦率は他の先進国に比べて圧倒的に多いのですが、その理由の一つに子育ては母がやるという確固たる先入観が原因ではないかと思います。
夫が育児を手伝ってくれないという以前に、仕事が忙しすぎて育児にまで手が回りません。
これは、私がパートに出て感じたことですが、社員さんは休みも取れないし本当に大変そうでした。
会社員だと自分の都合で休むのは正直難しい。
そのような思想が根強く残っているおかげで、今の日本では仕事と育児の両立なんて夢のまた夢ですし、仕事か子供どちらかを選ぶしかなくなるのも無理はないのです。
子育てを分担するシステムをつくる
女性が仕事を辞めるきっかけは、子育てです。
子供が産まれると、朝も昼もなく子供の世話が始まり、まともに寝ることもできません。
誰か代わりに子供の面倒を見てくれないかな、と何度も思いましたが、こんな過酷な育児を他の人にお願いすることもできませんでした。
結局自分が頑張ればいいんだし、その代わりに仕事をしないという選択をしたのです。
ですが、その選択は間違っていたのかもしれません。
一度手放したキャリアは、もう戻すことはできないのです。
子供を保育園に預けてその間働き、子育ては仕事を終えた後や休日でもいいじゃないかと思うのですが、実際にはそんなに簡単なことではありませんでした。
仕事を続けるために子どもを産まないか、仕事よりも子供が大事か、こればかりは数字では表せないのです。
母親が安心して働けるサポートがあれば、女性はもっと社会で活躍できると思いますが、今の日本ではまだまだ難しいのが現実です。
子育てで必要なのは、お金だけではなく人の手です。
我が子を安心して預けられる場所があれば、キャリアを捨てなくていいし、仕事と子育ての両立が可能なのにと思います。
子供の手が離れてからでは遅すぎる
一旦仕事を辞めて専業主婦になっても、また働けばいいやと思っていたんですよね。
ですが、子供2人小学校に入っても、夕方まで家を空けるには難しいので近所でパートをするのがやっとです。
扶養範囲内で働いたとして、年間で100万円。
これを10年続けても、1,000万円にしかなりません。
そう思っていても、今度は正社員での就職は難しい年齢になっています。
結局、仕事を続けながら子どもを産み育てられた女性のみが生涯年収2億円を手にするわけで、パートで働いてもそこまで稼ぐことは到底無理です。
結婚して職場から離れたり、子どもの世話をするために仕事を辞めざるを得ない人もたくさんいます。
子供が小さい時期に、夫婦で育児分担出来たり、近くに親がいて子供の面倒を見てくれるとしたらかなりラッキーです。
それでも、仕事をしながら主婦業もこなすのはなかなか大変だと思います。
なにより、子育ては想像以上に体力を消耗します。
ただ面倒を見てればいいというわけではなく、子供の相手は体力を根こそぎ奪われるのです。
もしかしたら、子どもを預けて仕事をし、夜だけ子の面倒を見ている方が楽かも。
子どもを預けられるシステムが充実していたら、日本ももう少し女性が活躍できる社会になっていたかもしれません。
専業主婦になって分かったこと
そうは言っても、いずれ子供は大きくなりますし、手もかからなくなってきます。
今までは、子どもの帰りを待つために専業主婦でいるという理由がありましたが、子供が大きくなれば一日中家にいる必要はありません。
お母さんだけ、ずっと家にいてずるいと言われたことはありませんか?
面と向かって言われなくても、なんとなく家族にまでそう思われているような、そんな空気を感じ取ることもあります。
主婦業は大変です。
毎日の家族の食事の支度に、部屋の掃除。学校のPTAの仕事なんかもあります。
こまごまとした作業をこなさなければならないのに、お金は一円も貰えません。
そう思っても、今さらもう遅いのは、自分が一番よく分かっています。
立派なキャリアを失っただけではなく、外に働きに出るという事すら怖い。
仕事をしていないという期間が長ければ長いほど、外で働くことが怖くなってしまうのです。
パートに出てみて変わったこと
私は、コロナが流行っていた頃にパートに出ることにしました。
夫の給料が減り、今までの生活では厳しくなるなと思ったからです。
老後のために株式投資を始めたこともあり、少しでも収入を増やしたいと思い、外に働きに出る決断をしました。
自分のキャリアを活かせる仕事を探していたのですが、条件に合う仕事は皆無。
更に、10年以上も現場から離れていたら、キャリアなんてもう通用しないという現実を突きつけられました。
今思うと、パソコンのスキルは専業主婦こそ習得しておくべきだと思います。
家で仕事ができたら、できる仕事の幅が一気に広がりますし、子どもがいてもできる仕事はたくさんあるからです。
私の場合は、子供達が学校に行っている数時間だけ働くという条件を変えたくなかったので、飲食店で働くことにしました。
飲食店なら、平日のランチタイムだけの仕事もあり、子どもが小さくても働きやすいかもと思います。
しかも同じような条件で働くパートさんが多いので、仲間ができやすいです。
皆さん、子育てをしながらすき間時間に働きに出ている方ばかり。
中にはパートを何件も掛け持ちしている人もいて、少しでも家計の足しにと頑張っている姿に励まされたりもしました。
「せっかくやるなら、楽しくてやりがいのある仕事を」と思っていたこともありましたが、そんな仕事はないと思った方がいい。
隣の芝生を探し続ける限り、自分の条件に合った仕事を見つけることは難しいです。
今自分ができることをコツコツと続けることで、自然と新しい分野でも活躍できる自分になれますし、お金が稼げると自分に自信がついてきます。
数時間、外で働くだけで自分の世界を広げることができるのですから、パートは本当にお勧めです。
主婦は「節約×パート」で資金を稼ぐ
専業主婦は2億円損をする、と聞いて思うのは、これは専業主婦のことだけではなく全ての人に当てはまるということです。
一般的な会社員の生涯年収が2億円というだけで、実際はそこから生活費を支払ったり税金を納めるわけですから、手元に残るお金ではありません。
ですから、専業主婦は2億円損をするという事ではなく、2億円動かす力がないというだけです。
2億円あったら、節約なんてしなくてもいいでしょう。高級車に乗り換えたり家を買うことだってできます。
リッチな生活をしたければ、バリバリ働いてお金を使う生活ができるのです。
でも子供は、リッチな生活よりもお母さんがいつも家にいてくれる方がいいと願っているかもしれません。
どちらがいいと聞かれたら「どちらも」いいに決まっていますが、今の日本では仕事と子育ての両立が難しいということです。
働いていれば収入があり、税金を納める義務が発生しますが、今現在働いていないとしても、それで損をするという事ではありません。
働きに出られないのであれば、節約を意識して資金を貯め、老後のために積立NISAなどの投資をすることをお勧めします。
【まとめ】専業主婦が2億円損をしないために今できること
仕事をしていないことを、引け目に感じている専業主婦の方は多いと思います。
しかし、日本で子育てをしている以上それは難しいですし、決して無能だからという事ではないのです。
働けばお金を稼ぐことができますし、収入が多ければ税金を納めることができます。
しかし、あれもこれもと欲張りすぎて「こんなんじゃなかった」と後悔しても、人生は一度きりです。
きっとどんな選択をしても、満足感を得ることはあまりないように思います。
だから人は常に好奇心を持ち続け、努力していけるのでしょう。
私は子供を産んだときに専業主婦になることを決めました。
仕事をしていないことで、自分の無力感を感じたこともたくさんありましたし、悔しくて涙を流したこともあります。
その頃に始めたのがブログです。
何もできなかったただの専業主婦でしたが、一つ一つ調べてここまでできるようになりました。
自分なりの生き方を見つけることは、生涯年収よりも大事なことだと思っています。
自分の生き方に是非自信を持ってください。