専業主婦からパート主婦になり、早いもので1年が経ちました。
その間に、多くのパートさんが入って来て、また多くのパートさんが辞めていきました。
パートですからね、ぱっと辞められるのも魅力の一つではありますが、せっかく仕事にも慣れてきたのに半年ほどで辞める決断をしてしまうのは、なんだかもったいないなとも思ってしまいます。
まあ、そういう私も、始めて間もなくは仕事を辞めたくて仕方がありませんでしたが。
若い頃と違って、なんとなく周りは冷たいし、仕事の効率も悪い。
子供が体調を崩せば休まなければならず、そうすると周りの人に迷惑をかけてしまいます。
結局は、パートでもなんでも、仕事が早くて何でもできる人が重宝されるということです。
ですから、自分よりもかなり若い人に注意をされたり、文句を言われたりすることに耐えられなくなり、パートを辞めてしまう人も多くいるようです。
こんな方におすすめ
- これからパートを始めてみたいという専業主婦の方
- 今のパートを辞めようか悩んでいる方
どの仕事も、体が慣れるまでは大変なことも多いです。
ですが、働きに出たことで、お金以上にメリットもありました。
専業主婦からパート主婦になって良かったこと
子どもが小学校に通い出したのをきっかけに、私も仕事を始めようと考えていました。
できたら在宅ワークをしたかったのですが、そう簡単にお金が稼げるわけもなく、近所の飲食店でパートを始めました。
飲食店で働くのは初めてでしたが、想像以上にハードな仕事で慣れるまでは相当きつかったです。
でも、1年経って今では仕事が楽しいと感じるようになりました。
途中、何度も辞めたいと思いましたが、今は本当に頑張ってきてよかったなと思っています。
自由になるお金が増えた
今までは、夫が稼いでくれたお金を食費などに使っていましたから、買い物をするたびになんとなく罪悪感がありました。
自分の欲しいものは自分のお小遣いから、と思っていても、独身時代からのへそくりが増えることはありませんし、お小遣いもなし。
子供はどんどん成長するので、その度に服やら肌着やら靴を買い替えなければならず、自分のものは後回しになっていきました。
独身時代は、数万円のものを買うことだってできたのに、今では自分の力では買うこともできない、、
別に贅沢品が欲しいわけではないのだけど、なんだか虚しくなってきます。
自分のバッグが欲しいとか服が欲しいとか、そういうことではなく、お金を稼ぐ力を身に付けたいなと思うようになりました。
そこで、家でできることを探してブログを始めたのですが、なかなか収益が出ず、しょうがなくパートに出ることにしました。
月に数万円、収入が増えるだけでも、心に余裕が生まれますよね。
実際に、パートに出てから食費は自分のパート代から出すことができています。たったこれだけですが、買い物をするときの罪悪感が減りました。
夫と対等になれた
今まで、子育てをしながら家事を頑張ってきたつもりですが、それは当たり前で、子どもがいてもフルタイムで働いているお母さんもたくさんいます。
しかし自分には、子育てをしながら働くのは体力的に無理だと判断しました。
でも、お金が稼げているわけでもなく、無駄に毎日を過ごしているようにも感じていました。
いや、昼寝をしないと体が持ちませんよ。
昼も夜も子供とべったりというのは、想像以上に大変でした。
こんなに大変なのに、、お金が稼げないというだけで劣等感を抱いていたのも事実でした。
子育てや家事だって、誰かがやらなければならないわけだし、、
たまには誰かに変わってもらいたかったけれど、かといって夫の代わりにお金を稼いでくることもできない。
結局、自分ができることを淡々とやっていくしかありませんでした。
社会人として働いていた頃の方が自由だったし、楽だったし楽しかったな、と自由だった頃を思い出して泣けてくることもありました。
とはいえ、子どもは必ず成長します。いずれ自分の時間もできるようになります。
子供が小学校に上がると、周りのお母さんもパートに出て働く人も増えますし、このタイミングで働きに出てみてもよいかもしれませんね。
パートに出て、ひさしぶりにもらったお給料を見て、自分にもお金が稼げた喜びでまた泣けてきました。
まだまだ自分にもできることがあったんだと、自信を取り戻すことができたし、たかが数万円ですが夫にも感謝されました。
ひさしぶりの仕事は不安だらけ
とはいうものの、パートに出て、よいことばかりではありません。
ストレスで湿疹が出たり、眠れない日もあったり、仕事のことばかり考えてしまうことも。
なかなか仕事が覚えられなかったり、上手くできなくて、周りの人の目が冷たく感じたり。
注意をされてばかりで、精神的にも辛い時期もありました。
こんな思いをしてまで働く必要があるのか、他にもっと自分に合った働き方を探した方がよいとか、辞めることばかり考えていました。
働きに出て分かった、専業主婦のありがたみ
学生時代にアルバイトをしたことがある人は多いかと思います。
私も学生の頃は、何個か掛け持ちでバイトをしていたので、パートもなんとかいけるでしょ、と軽く思っていたんですよ。
それが、あのころと比べると何倍も大変で、精神的にも体力的にもきつい。
自分の体力のせいかなと思っていたのですが、実はそれだけではなかったんです。
学生の頃って、働く期間がなんとなく決まっているので、それほど責任感もなく気軽に働けたんですよね。
例えば、急に学校の用事があるからとバイトを休まなければならないときも、申し訳ないという気持ちも湧かなかったような。
それが、大人になって改めてパートで働きに出たら、周りの人に迷惑をかけるのが異常なほどに怖く感じました。
もしかしたら、雇う側もアルバイトの学生さんとパートさんでは、期待の度合いが違うのかもしれません。
パートさんなら長く勤めてくれる人もいるし、無断で休むというような人もあまりいないように思います。
専業主婦だったら、家族の予定を優先しそれに合わせることができましたが、仕事があるとそれもできず。
何のしがらみもない自由な時期が多かったので、予定がびっしりと埋まっているというだけでストレスを感じていました。
パートに出て分かった、自分の存在価値
専業主婦なのだから暇でしょ、という無言のメッセージを感じることもありました。
確かに働いている人からしたら、専業主婦は自由になる時間はあります。でもその時間は家族のためのものだと、どこかで思い込んでいたのも事実。
何もないことの方が多いのに、子供が熱を出した時のために専業主婦でいた方が安心だと思っていました。
私の場合は、何かあった場合は夫が在宅にできるようになりましたが、まだまだここのハードルは高いですよね。
子供が大きくなってから働きに出ればいいと思っていても、いざ子供に手が離れても働く勇気が出なかったりします。
でも、専業主婦って暇でしょと思われるのは、なんだか悔しくありませんか?
夫の扶養に入っていることにも劣等感を抱いていたので、暇そうだと思われるのが耐えられませんでした。
家でできる仕事を探して色々とチャレンジしてきましたが、結局パートで働いた方が手っ取り早く稼げるんですよね。
ハンドメイド作家になろうと思いましたが、材料を買うのもお金が要ります。
結局は、何かを始めたいと思っても、専業主婦って自由になるお金も時間もないことが分かりました。
どれだけ家族のためにと思っても、報酬がもらえるわけではありません。
ですが、パートに出てみたらあっさりとお金は稼げるし、感謝までされる。
多少疲れていても、心地良い疲労感です。
辛くても、資金を貯めるまではパートを続けようと思っていましたが、1年続けてみたら、仕事にも環境にも慣れ、仕事の方とも仲良くさせてもらい、楽しく働かせてもらっています。
仕事に慣れるまでは大変ですが、働いた分のお給料は紛れもなく自分が頑張った成果です。
【まとめ】専業主婦からパート主婦になって1年。自分に自信がついた。
パートを始めて半年くらいは、仕事が嫌でしょうがありませんでした。それでも、もらえるお給料を見るたびに「今月もよく頑張ったな、、」と自分をねぎらっていました。
新しいパートさんが入ってきても、仕事がハード過ぎてすぐに辞めてしまうという状態が続いて、自分もちょっとめげそうになることもありました。
他の求人誌を見て、他に移ろうかなとか、やっぱりブログ1本で頑張るしかないかなと思ったりもしましたが、なんとか1年続けることができました。
ブログもそうですが、1年続けると体がだいぶ慣れてくるんですよね。
そうすると、1日の疲労感がだいぶ違ってきます。
新しいことを始めるときが1番大変で、とても疲れます。ここを乗り切ってしまうと、反対に他のことをするのも億劫に感じたり、、
なんなら辞めるのも体力要りますからね。同じことを、ただ黙々と続けられた方が効率的だったり。
ここまで来るのに、私は1年ほどかかりましたが、これから更に自分の夢に向かって、資金を貯めていきたいと思っています。
専業主婦からパートを始めるのはまあまあ大変だなと思う方は、ブログがおすすめです。