こんにちは!
我が家の娘は算数のレベルが壊滅的で、そろばん教室に通うことを検討していました。
公文で算数をやって息子は、算数が得意教科になっていました。
しかし、もともと算数があまり好きではなかった娘は、公文は国語だけで算数はやっていませんでした。
娘も公文をやっておけばよかった、、と思うのですが、そもそも公文では毎回なにをやっているのかというと「計算をひたすら解く」ことなんですよね。
なので、娘にも「計算をひたすら解く」時間を設けることにしたのです。
実際には、単純計算を毎日50問。学校から帰ってきたら毎日チャレンジするようにしました。
こんな方におすすめ
- 子供の算数苦手を克服したいと思っている方
- 算数をどうやって教えたらよいか悩んでいる方
単純な計算問題を、パッパッと解くという方法なので、慣れれば10分ほどで終わります。
娘はこれをするようになって、一気に算数の力が伸びました。
「算数が苦手」から「算数が得意」にする方法
娘はもともと算数が苦手でしたが、繰り上がりの計算で完全につまずいてしまいました。
まあ、それだけではなく「時計」「ひっ算」「九九」など、小学2年生になると一気にレベルが上がることもあり、毎回ついていけず大変な思いをしていました。
そもそも算数は、頭の中で想像する部分も多いですよね。その「頭の中で想像する部分」を、こちらもどうやって教えたらよいのか分からない。
ごちゃごちゃ言ってしまうと頭がこんがらがっちゃうようだし、かといって毎回おはじきで数えるわけにもいかないし、、
このような状況をどうにかしたいと思い、娘に算数を教える日々が続きました。
本来ならば、お母さんが勉強を教えるのはお勧めしないのですが、今回は私にとっても挑戦です。
算数はパターンを覚える!
「13+8」は、3から2をもらって10にする方法と、8から7をあげて10にする方法があります。
これをサクランボ計算というのですが、算数が苦手な子はここが苦手のようですね。
算数は「慣れ」です。計算の度に毎回考えるのではなく、ルールを覚えてしまいましょう。
そろばんは、8を足すときは、まず2を引いて10を足します。9を足すときは、1を引いて10を足す、というようにルールを覚えてしまうんですね。
ポイント
- 1を足すときは、9を引いて10を足す。
- 2を足すときは、8を引いて10を足す。
- 3を足すときは、7を引いて10を足す。
- 4を足すときは、6を引いて10を足す。
- 5を足すときは、5を足して10を足す。
- 6を足すときは、4を引いて10を足す。
- 7を足すときは、3を引いて10を足す。
- 8を足すときは、2を引いて10を足す。
- 9を足すときは、1を引いて10を足す。
これは九九と同じで、全て覚えてしまいましょう。ルールを覚えるためには、単純な計算をひたすら解くに限ります。
頭の中で考えるよりも、無意識のうちにパッと出てくるまで計算をこなしていくと、ある日から突然、計算が早くできるようになります。
できるって嬉しいですよね。娘が算数が嫌いな理由は「計算ができなかったから」。でも今は「できる」ようになったのです。
この「できた」という喜びを味わうと、算数はどんどん楽しくなります。
理解する力とは「覚えていることの組み合わせ」
小学2年生で算数が苦手になる子はとても多いです。実際に算数の教科書やドリルを見てみると、小学2年生で学ぶことは本当に多いように思います。
教育障害でないようでしたら、ほとんどの大人は時計が読めるようになっています。
だから今慌てて頑張る必要はないんじゃ、、
トイレトレーニングをしていた頃「いつまでもオムツを履いてる人なんかいないのだから」と思っていませんでしたか?
確かにいつまでもオムツをしている子はいませんよね。
だから、いずれはできるようになるものです。
しかし、今勉強していることが理解できていないと、学校で勉強している時間が面白くない時間となってしまいます。
「算数ができるようになるかならないか」を自分で選択できるのなら、子供は「できるようになりたい」と思っているはずです。
だけど、どんなに考えても分からない。だから苦手意識を持ってしまうのですね。
そもそもどうして理解できないのでしょうか。
それはパターンを覚えていないからだと思っています。
はじめて見たもの、まだ数回しか見たことがないものは、誰だってよく分かりませんよね。
子供が算数を理解できないという理由の一つに「今まで聞いたこともないものだから」というのがあります。
例えば、今まで時計を見る習慣がなかった子に、いきなり時間を聞いても、答えられるわけがないのです。
特に女の子は、時計(数字や機械)にはあまり興味を持たずに生きてきた子が多いです。
今まで時計を見なくても不便がなかったのでしょう。このような子にいきなり時計の読み方を教えても、きっと意味が分からないと思います。
このような場合、まずはパターンを繰り返して覚えることが必要です。
理解しようとするとすると、ますます分からなくなってしまうのがこのようなタイプの子です。今まで興味がなかったものなので、理屈っぽい説明をしても頭の中に入っていきません。
仕組みを理解させようと詳しく解説しても、そもそも話を聞いていないので全く理解してくれません。
ですので、何度も同じことをやって覚えてしまう方が早いです。
なんとなく音で覚え始めると、少しずつですが計算もできるようになるから不思議です。計算ができるようになってはじめて算数にも興味をもつようになります。
興味を持つようになれば、自分から進んで知りたいと思うようになります。
興味を持つきっかけとして、ゲーム感覚で学べるアプリを使う方法もあります。
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毎日の計算を習慣化する方法
毎日の計算=毎日の勉強を習慣化できたら、かなり効果はあります。
しかしながら、簡単に習慣化できないから悩みの種なんですよね。
そもそも家で勉強をしたいと思う子供がどれくらいいるのでしょうか?ましてや算数の問題をひたすら解くというのは、何の面白みもなくどう考えてみてもやりたいとは思えませんよね。
そんな面白みもないものを毎日やらせることの方が、私からすると難問にも思えますが、、簡単な計算問題なら毎日の習慣となりうるのでしょうか。
毎日やることを決める
「毎日やる、と決めてしまうと、子供は疑問を持たずに淡々とこなせる場合があります。
これは意外にも効果があり、、
というのも「公文」も毎日の家庭学習の習慣を身に付けるものだからです。
そういうことです。しかし、そう簡単にいかないから公文を辞めたのよね?
公文のプリントは、子供に渡して「さあ!やりなさい」という感じですよね。
しかし子供は、自分が興味のないものには全く反応しません。しかも計算問題は、答えがあっているか間違っているか自分では分かりませんよね。
息子の場合は「公文は難しいからやるのが大変だ」と思い込んでいました。
ですので、計算ができるようになるまでは、お母さんが一緒に計算問題をやってあげる必要があります。
計算のルールを覚えるまでは、一緒にやってあげる必要があります。
そして計算が合っていたら一緒に喜んであげて、モチベーションを高めてあげましょう。
毎日10分でも計算問題をやっていくだけで、算数はできるようになります。
算数は簡単な問題をできるだけ多くこなす。ただこれだけです。
しかし、面白くないのでこれがなかなかできないんですよね。「今日くらいはやらなくていっか?」と、つい休んでしまうと、次の日も、そして次の日も結局やらなくなってしまいます。
しかもお母さんも一緒に、となると更に難しいですよね。
自分だってやりたくないことを、子供にやらそうとしているという罪悪感が、更に「今日くらいはやらなくていっか」に繋がってしまいます。
お母さんが毎日子供に張り付いて勉強を見られないときは、アプリを使ってみるのはどうでしょう?
無料のアプリでも、毎日継続していけば十分な力がついてきます。
アプリなどで自習の習慣が身についてきたら、レベルアップしてみてもよいかな、と思っています。
ちなみに「スマイルゼミ」なら全教科入って1ヶ月あたり2,980円(税込3,278円)と、お手頃価格です。
(ただしタブレット端末代金が別途かかります)
今は学校でもタブレット教材を使って学んでいます。いずれ大人になってパソコンを使用するのなら、早い段階でデジタルになじんでおいた方がよいかもしれませんね。
今までネックとなっていたタブレット端末の代金が、かなりお手頃価格になっています。
タブレット教材なら子供が一人で勉強してくれますし、子供も無理なく楽しみながら勉強ができます。
算数は反復学習で知識を定着させる
私自身は珠算をやっており、算数の単純計算は、頭の中にそろばんが出てきてはじきながら計算をしています。
そして小学5年の息子は、公文で訓練をしてきましたので、計算はとても速いです。
計算の方法はそれぞれ違いますが、計算のやり方はパターンを覚えているだけです。
算数が苦手な子はこのパターンが定まっていないように思います。
毎回パターンを使わずに1から計算をしているから難しく感じているのです。そうすると、数字が大きくなると途端に計算できなくなってしまいます。
小学2年生の算数で躓いている場合は、小学1年生の問題をひたすら解いて、自分なりのパターンを刷り込みましょう。
簡単なので本人もヤル気が出ますし、計算も早く終わると思います。
「算数、これなら簡単~!」と思うまで、レベルを下げて反復学習をしながら、やり方を定着させていきましょう。
この方法で10日も続けると、計算問題への苦手意識が薄れていきます。
この時も、その計算が合っているか一緒に見てあげることが大事です。
ここで「後でチェックすればいいか」と放置してしまうと、間違ったパターンが定着してしまうからです。
算数が苦手な子は、特に間違っている方法を覚えてしまわないように注意してあげましょう。
タブレット教材なら、算数の問題はもちろん、漢字の書き順まで瞬時にチェックしてくれます。
【まとめ】 算数の苦手な子は、簡単な問題でパターンを覚えよう
我が家には、算数が得意な息子と算数が超苦手な娘がいるお陰で、それぞれ勉強方法が異なり記事にしてみました。
あまりにも算数の問題が解けない娘に、どのよう教えてあげたら理解できるのだろうと試行錯誤を繰り返していくうちに「パターンを覚える」というところに辿りつきました。
勉強は「理解すること」ですが、理解できない子も一定数いるわけで、、
その子たちが理解できるようにするためには「パターンを覚える」ことが必要だと思ったからです。
私たち大人や、そもそも算数が得意な子にとって10足す10は20というのは当たり前のことですよね?
この当たり前の部分をいちいち考えなくても、10足す10は20なのだと信じて疑わないわけです。
算数が苦手な子は、私たちにとって当たり前な部分がまだ少ないのかもしれないという仮説を立てて、反復学習にたどり着きました。
いずれはこの「当たり前な部分」は定着するところではあるのですが、早い段階で定着しているとやはり理解できる世界が広がっていくのかなと思います。
そして、この部分こそが学力向上の基礎となる部分ですので、1日10分でも積み重ねていくと伸びていくと思います。