こんにちは! 小学生が夏休みに入り、お家で勉強をする機会が増えると、悩み事も増えますよね。
小学生のお子さんを持つ親御さんの悩み事の一つである「子供が家で勉強をしない」ということについて、我が家でもいろいろなことを試してきました。
小学5年の息子は、幼稚園の頃から公文に通っていて、家で勉強をするという習慣を身に付けることができました。
しかし、小学2年の娘は学習習慣が身につく前に公文を辞めてしまい、野放しな状態、、
この2人のその後に大きな差が生じたので、やはり学習習慣は身に付けておく方がいいなと実感しています。
子供は「楽しいことでなければ自ら学ぼうとはしない」もの。そして勉強とは、本来楽しいものです。
新しいことが好きで、知りたいという欲求に溢れている子供にとって「学ぶ」ことは本来なら楽しいことなのに、どうして自ら学ぼうとしないのでしょうか。
今は、勉強よりももっと魅力的で楽しいものが世の中に溢れています。
ゲームで勝ちたい。そのための方法なら、寝る間も惜しんで調べるのに、、
子供が何に興味を持ち、何に夢中になるのか。
子供が心から楽しいと感じたものには、必ずヒントが隠されいています。
こんな方におすすめ
- 子供が進んで勉強する習慣を身に付けて欲しいと願う親御さん
- 学習習慣の身に付け方が知りたい方
習慣を身に付けるということは、想像以上に難しいです。人はどうしても楽な方へとなびくものだからです。
ですが一度ついた習慣は、自分の力となってくれることでしょう。
学習習慣を身に付けたら最強!
世の中には、一度学んだだけですぐに覚えてしまう人もいれば、何度教えてもらってもなかなか覚えられない人がいます。
これは脳の仕組み云々ではなく、興味があるかどうかの差ではないでしょうか。
何に興味を持つかは人それぞれです。
文系理系芸術運動系など、その人が何に興味を持つかによって習得率が変わってきます。
義務教育ではそのあたりを万遍なく学び、自分が何に興味を持つかを理解する時期でもあるのです。
社会で生きていくのに必要な知識でもあるため、小学校での勉強はとても大事です。
そして、この時期に学習習慣を身につけられると、これからの自分の人生で必要な知識をどんどん得ることができます。
「学習習慣」はどうやって身に付けるのか?
簡単に言うと、習慣とは「自分が無意識のうちにやっている行為」でもあります。
ですから誰かに言われたからしぶしぶ行っているとかではなく、いつの間にかやっていたという状態です。
勉強への先入観が「大変だ、辛い、面白くない」だと、勉強をしている時間が修行となってしまいます。
特に小学生時代には、勉強への先入観を「楽しい」にしてあげることが大事です。
では、どうしたら「勉強が楽しい」と感じるのでしょうか。
- 自分の知識が活かせたとき
- 問題がスラスラ解けたとき
- テストでよい点数をとれたとき
- 褒められたとき
コツコツと英単語を暗記していても面白く感じませんが、英語で話せた時の感動は忘れられませんよね。
子供の知識も同じように、実際に活かせた喜びがあるから「もっと学びたい」につながるのではと思います。
小学校に上がると、テストがあります。授業では、手を挙げて発言する機会があるかもしれません。
自分の知識が活かされた時に「楽しい」と感じるものなので、学校で発揮できる機会があると良いですね。
しかし、中には小学校でのテストであまり良い点数を取れない子もいます。手を挙げて答えられる子はいつも同じ子かもしれませんよね。
勉強ができる子は「勉強は楽しい」と感じる機会が多いのに対し、勉強ができない子は、授業にもついていけてないのかも。
授業についていけてない子こそ、家庭学習の習慣を早めに身に付ける必要があるのです。
学校の授業では復習するという状態にまで持っていけると、授業も楽しく感じられると思います。
勉強は、分かると楽しい!
勉強でも、他のことでもそうなのですが、分かるようになるまでが大変ですが、分かり始めると一気に楽しく感じます。
スポーツでも、ゲームでも、できない頃には興味も持ちませんが、できるようになると一気に楽しく感じるものです。
最初の時期に「できる組」に入っているのか「できない組」に入っているか、たったそれだけの差で、その後の勉強へのイメージもがらりと変わっていきます。
いえいえ、そんなことはありません。しかし、勉強へのイメージによってはその後の伸びが大きく変わっていくことはあります。
例え学校の授業についていけてなかったとしても、お家で自分なりに理解できる機会があれば、勉強で遅れてしまうことはありません。
ただし、勉強に対して苦手意識を持ってしまったり、テストの点数が低くて怒られてしまったとか、マイナスのイメージを持っていると、自ら勉強をしようとは思わないでしょう。
「お家で学ぶ習慣」は、小学生に上がる前に身につけておこう
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「学習習慣」の身に付け方
どのようにしたら学習習慣を身に付けることができるのでしょうか。
実は子供たちは、学校に通っている時点で、学習習慣を身に付けているはずなのです。
私たち親は、こどもが学校に通って勉強するのは当たり前だと思いがちです。確かに当たり前なのかもしれませんが、学校に行って何時間も勉強をして、家に帰ってくるんですよね。
もしかしたら子供は家に帰ってきてホッとしているのかもしれません。
そこで、かえって来て早々にお母さんから「宿題は?勉強は?」と言われて、その通りにすることの方がすごいことなのだということを、我々も知っておく必要があり。
ですので、家で勉強をするということはなかなか難しい、という事実を踏まえながら、それでも学習習慣を身に付ける方法をお伝えしたいと思います。
毎日決まった量をこなす
公文をやっていた時に「毎日決まった量をこなす」ことの重要性を感じました。
我が家では、体調が悪いとき以外は必ず公文の宿題を続けてきました。それが当たり前なことだと思えると、生活リズムの中に「勉強をする」という項目が組み込まれていきます。
勉強をすることのメリットを感じているので、自然な形で学んでいるような状態です。
公文の宿題を「習慣化」するには本当に大変でした。
公文の宿題=面倒くさいといったイメージが定着してしまっていたので、取り組むまでに毎回葛藤があったようです。
公文のシステムは、できる子にとっては理想的な教材だと感じました。
しかし、我が子のようにマイナスのイメージを持ってしまうと、かえって逆効果になる可能性もあります。
その子にとって適切なレベルの教材を毎日決まった量こなしていけば、確実に身についていくと思いますし、学習習慣も身についていきます。
その時に公文では、自分のレベルよりちょっと難しい問題にチャレンジしていくのですが、実はこれが勉強へのイメージを悪くしているのかもしれないと思うようになりました。
ポイント
勉強へのイメージを高めるポイント
- 自分一人でもスラスラ解けると楽しいと感じる
- 自分のレベルにあった勉強(ちょっと簡単だと思えるレベル)
勉強へのイメージを高めるには、自分にもできた!というイメージが大事です。
公文では常に難しい問題が続くので、気持ちで負けてしまうことも多くありました。
優しい問題ばかり解いていても力が身につかないかも、と思いますがそんなことはありません。
自分にとって優しすぎると思い始めると、もっと難しい問題にチャレンジしたくなるものです。
目標を設定する
小学生時代から将来の目標を持っている子は、その目標に向かってチャレンジする力が湧いてきます。
自分の好きなことなら、無我夢中で頑張れるからです。
ですが、そもそも何のために勉強をするのか。子供と話し合ったことはありますか?
まだ自分の未来を想像できない子が大半だと思います。なんとなく学校に行って、なんとなく習い事に通って、なんとなく勉強をする。
目標設定をしている子は、自分の目標のために必要なことが分かり、そのためにチャレンジしています。
自分のやるべきことが明確であると、そのために勉強が必要なんだと自分で納得することができます。
子供が「勉強することの必要性」を、自分で理解することが大事。
必要性を感じることで興味が湧き、挑戦に繋がっていきます。
その過程で、もしかしたら子供がやる気を見せなかったり集中力を欠いてしまうこともありますよね。
そのような時、つい「今日くらいは休んでもいいか」となってしまったら要注意です。
学習習慣は、毎日歯ブラシと同じようなものと認識しておくと良いでしょう。
「今日くらいは歯ブラシをしなくてもいっか」となる日があるかもしれません。しかし、歯ブラシをしないと何となく気持ちが悪い。
この「やらないと気持ちが悪い」という状態になるまでは、毎日続けることが大事です。
【まとめ】学習習慣は、毎日続けることで身につく
習慣化するには、毎日続けること。
ただそれだけです。特別な方法などなく「やらないと気持ちが悪い」とう状態になれたら、たとえ一日休んでも、すぐに復帰できます。
しかし、その時に「やっぱりやらなくてもいいか」となった瞬間に、継続は困難になります。
今、勉強していることは自分にとってどのような効果があるのか。学習習慣を身に付けておくと、家にいても無駄な時間がなく、効率的な勉強が出来るようになります。
夏休みのように、自分で時間管理をしなければならない時期に、どのように過ごすのか。
効率的な時間の過ごし方は学力アップには欠かせないからこそ、学習習慣を身に付けることをお勧めします。