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学校でいじめにあったら?いじめを克服するためにやったこと

こんにちは! オタク主婦のミホコです。

小学生の男の子と女の子の、子育て中です。

幼児期とはまた違った悩みなども増えてきたので、その辺りについて記事にしていけたらと思っています。

 

小学4年の兄は、長男というのもあってか超マイペースで空気が読めないタイプ。

私は、そんなところも子供の個性なんじゃないかな、、とは思っていたのですが、学校という集団生活の中ではそこがネックになることも。

 

過去にはいじめも経験してきた立場から、親としてどのように受け止めていけたらいいかな、ということを考えてみました。

 

小学校のいじめ問題について

小学校でのいじめを経験して

我が子がいじめにあっていたのは、小学2年の頃でした。

息子は元々超マイペースで、他の子との協調性もあまりなかったように思います。

 

お友達との会話も度々、かみ合わないというか、、

ちょっと天然なところがあり、それのお陰でよくいじられキャラになっていたんです。いじられてキレるということもありました。

 

バカにされやすい性格って一体どんな性格?ってなりますよね。

 

バカにされる

強がって大きいことを言ってしまう

さらにバカにされる

ブチ切れて大騒ぎになる

 

流れ的にはそんな感じ。

学校ってどれだけ自分がすごいかというのを競い合う場になってるなあ、と度々感じていました。

 

何かしらで一目置かれる子(例えばサッカーが得意とか、かけっことか)はすごくて、足が遅い子はバカにされるという上下関係ができあがっていたりね。

 

息子は足も遅くサッカーも苦手だったので、バカにされることの方が多かったように思います。

 

ポイント

小学生の時期は、学力よりも運動神経がいい子が一目置かれる存在になりやすい。

 

これは、「だから運動神経は鍛えておいた方がよい」という意味ではなく、客観的に見てそういう傾向にあるということです。

運動神経とか頭の回転とか、それぞれ違って当たり前なんだけど、この時期の子供ってある意味「素直」なんですよね。

 

そもそも人間だもの。自分が一番だって思いたいものじゃない?
斜に構える人

 

「あいつよりも自分の方が、、」っていう気持ちは、誰もが持っているもの。

 

ここで「じゃあ、馬鹿にされないようにサッカーの特訓をするぞ」というのは、本人がそう思うのなら大いに結構なのですが、例えば馬鹿にれないようにと、親が子供にやらせようとするのはかえってマイナスとなるのでは?

 

できない部分を補うことは、努力次第でどうにでもなると思っています。しかし、本人がさほど必要としていなかったり、好きでないことを無理やりやらせるのは、かえって逆効果です。

だって、できないことは本人が一番よく分かっているはずだから

この自分でもどうしようもないジレンマが怒りに変わってしまい、結果として「キレてしまう」につながるからです。

 

子供が学校でいじめられても、親には言えない理由

理不尽なことを言われたりされたりしたときの対応として「キレてしまった」ことを、本人も納得はしていないことはよくあることです。

(なんで自分、怒っちゃったんだろう)と、自分でも自分の感情の整理がつかないのも、小学生でしたらしょうがないことでもあると思います。

 

そんな時にこそ、怒り以外のコミュニケーションの取り方を学んでおく必要があります。

 

怒り以外のコミュニケーションの取り方とは?

→ 言葉のコミュニケーションを使う

 

精神年齢がまだ幼い子供は、言葉の語彙力が乏しいところがあります。自分の感情をうまく言葉にできず表現できないことで、自分でイライラしてしまうのです。

 

イライラしてキレてしまった。感情のままに行動してしまった。

その後で「あっ」と思い我に返ったあとでは大ごとになっていた、なんてことはざらですよね。

 

自分でも売り言葉に買い言葉的に罵り合っているわけですから、「自分が被害者」とは言いずらい雰囲気になってしまうわけです。

あー、ややこしい。

 

こういったからくりから、子供は自分がされていることや自分が言われることを親には言いづらいところがあるのでは。

そもそも言葉で表現するのが苦手だとなおさらですよね。

 

プログラミング教育で養えること「論理的思考力」を身につけよう!

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息子はプログラミングを学び「論理的思考力」が身についたおかげで、言葉で表現する力が身についたように思います。

 

学校でいじめられていた時、まずはじめにすることとは?

おかしいな?と思ったら、学校に電話をしてみよう

息子の場合は、たまたま幼稚園から一緒だったお友達がいて、真相を教えてくれたことでいじめが発覚しました。

第三者的な立場の子がいてくれたので、早めに気付けたことは本当にラッキーだったと思っています。

 

お友達が、学校での出来事をお母さんに伝えてくれたおかげで、その子のお母さんが私に連絡をしてくれました。

そこで、すぐに学校に電話をして、担任の先生に「いじめにあっている」ということを伝えることができました。

 

当の本人が自分のされていることを隠していたら、親は子供がいじめられているなんて気が付きませんよね。

 

実は息子からは「嫌なことを言われている」ということは度々聞いていたのですが、小学生の男の子なんてそんなもんなのかな、、といった先入観があり、大ごとにするまでもないのかな、とブレーキをかけてしまったのです。

 

せっかく息子がSOSを出していても、どう対処したらよいか分からず、「とりあえず様子を見る」にとどめてしまうということもよくあることです。

 

我が家の場合は、お友達が声を上げてくれたおかげで、事の重大さに気付くことができました。

 

言葉の暴力であっても、言われ続けると本当にしんどいものです。

 

学校はしんどい場所なのでしょうか。

苦難を受ける場所なのでしょうか。

 

言葉の暴力に、息子は一人で耐えようとしていたのかと思うと、心が張り裂けそうになりました。そんな場所に私は毎日息子を送り出していたなんて、、

 

学校で起きていたことに気付くことができずに、息子に申し訳ないことをしたと、今でも心に刻んでいます。

 

直接、学校の先生と話し合う機会を

小学校って電話するのもなかなか遠慮してしまいがちですよね。

私もそれまでは、学校に電話するなんてしたことがありませんでした。

 

お友達のお母さんから、うちの息子がいじめにあってることを聞いた時は、いてもたってもいられずに学校に電話したのを覚えています。

息子を学校に送り出してすぐのことでしたから「いじめにあうために学校に送り出してしまった」という後悔もありました。

 

ですが学校に電話をして、勢いのまま電話に出られた先生に気持ちをぶつけてしまったところ、色々なことが動き出したのです。

 

学校に電話をしたら、、

  • 電話の対応をしてくださったのは校長先生か教頭先生
  • 校長先生か教頭先生に、思いの丈をぶつけてしまった
  • 校長先生か教頭先生から担任の先生に伝わり
  • 学年主任の先生も巻き込んで、大ごとになってしまった
  • いじめをしてた子とされた子の両者から話を聞いてくれた
  • 担任の先生、学年主任の先生、私の三者面談をしていただいた

学校の先生方も一方的な話だけで決めつけず、両者の意見を聞き、時にクラスで話し合いながら、今回の息子のいじめに対して話し合いを進めてくれました。

 

こんなに多くの先生方を巻き込んでしまったことで、果たして学校に伝えることが正しかったのかといわれると、正直はじめは後悔もありました。

 

しかし、いじめというのは受ける側からしたら重大な出来事です

 

学校という場は、色々な価値観を持った子が集団生活を学ぶ場でもあります。だから簡単にいじめなんて起こりうるのです。

 

いじめとは、人権を全否定する行為です。いじめは卑劣な行為だということを、どれくらいの子供が理解しているでしょうか。

ただ楽しいからとか、自分を強く見せるために、自分よりも弱い人間を作ろうとしている子もいるのです。

 

学校という場が、いじめを容認したり黙認する場であってはならないと声を大にして伝えていくべきだと思います。

 

まとめ、思っていることは勇気を出して言葉にしてみよう

 

私は、我が子のいじめを経験してはじめて「いじめ」について深く考えることができました。

(これくらいは我慢するべきなのかな?)といった他人目線でものごとを捉えようとしていた時は、自分にも非があるのかも、という感情が邪魔をして、なかなか声を上げることができませんでした。

 

自分がいじめにあってしまい、納得のいかないことをされているのなら、やはり「嫌だ」と声を上げるしかないんだと思うのです。

 

「こんなこと言ってもいのかな、、」と躊躇してしまう気持ちもよく分かります。しかし、自分が感じている違和感を大事にしてほしいと思うのです。

嫌なことは、嫌だと。

学校だけがすべてではありません。しかし、教育を受ける権利はみな平等です。

 

堂々と自分の気持ちを出していくことで、変えられることはあると信じています。

 

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