こんにちは! ミホコです。
我が家には小学生の子供が2人います。
上の子の時には「早期教育」に目覚め、公文式や英語塾などに通っていました。
特に公文は5歳の頃から通っていて、約5年ほど今でも続けています。
そのおかげか、家で勉強をするということには抵抗がないように思いますが、それでも「もっとこうしておけばよかった」と思うこともあります。
今回は「小学生が毎日勉強を続ける」習慣の身につけ方について、記事を書いていきたいと思います。
今回の記事で分かること
- 「小学生が勉強をする」習慣の付け方
- 今どき小学生の勉強時間はどれくらい?
小学生が家で勉強をする習慣は、身につくのか?
我が家では長男が5歳の時に公文を始めました。はじめは字を書くとか簡単な算数だったので、息子も答えられるのが楽しかったのか、楽に続けることができました。
しかし、半年もすると単純なプリントの繰り返しに飽き始めた様子。
毎日数枚のプリントをやり続けることが苦痛になってきたのです。
だんだんとやる気がなくなっているのが目に見え始め、やはり子供が家で勉強を勉強を続けるのは難しいのか、、と悩みながらも、なんとか進めてきた我が家の現状をお伝えしていきます。
公文は家でやる宿題があった
ここで私自身の話を。
私は公文には通っていなかったのですが、当時小学生だった友達が公文教室に通っていたので、公文の教室に一緒についていったことがあります。
その時の公文のイメージは「和気あいあいと自由に学んでいて楽しそう」でした。
多くの子供たちが教室に集い、自分のペースでプリントを進めているのを見て、学校の自由時間のようでとても楽しそうだったのです。
その時に私も一枚プリントをもらい試しに解いていったのですが、学校とは違った新鮮な雰囲気に「問題を解くのって、楽しい」と思いました。
当時、私は他の習い事をしていたので公文には通いませんでしたが、公文に通っている友達がとても羨ましかったです。
我が子が公文を始めたきっかけも、知り合いの方から「公文の英語だけでも十分身につくよ」というお話を聞いたから。
公文に対するイメージが良かったこともあり、早速息子を通わせることにしました。
しかし私は、公文で宿題が出るということを知らなかったのです。
家で勉強をさせる=私が勉強をさせなければならない、ということがどれだけ大変なことなのか、その時はまだ知りませんでした。
親が子供に勉強を教えようとすると、ほぼ修羅場になる
息子は当時まだ幼稚園生。負けず嫌いで、できないことがあると怒りをあらわにする、という時期でもありますよね。
公文を始めるにはまだ早すぎたのでしょう。そう後悔しながらも、息子と二人三脚で公文の宿題に取り組む日々が始まりました。
正直言ってこの時期は、私の暗黒時代でもあります(笑)
おだててもなだめても、寄り添っても、そして怒っても、子供なんて「やりたくないことはやりたくない」のです。
そんな息子に、一日たった数枚の「公文の宿題」をやらせることが、なんでこんなにも大変なのだろう、、
宿題を始めてしまえばあっという間に終わってしまうのに、宿題を始めるまでに相当な時間がかかっていました。
宿題を始めるまでに、多い時で1時間ほどかかることも。
すぐに取り組まない子供に、親はイライラしてしまう。
そして何とかやり始めた宿題ですが、ちょっとでも分からないところや面倒だと思うところに差し掛かると、モチベーションはすぐに下がってしまいます。
そこで私が解き方を教えようとするのですが、時すでに遅く、、
素直には聞かない、拗ねている、心を閉ざすという子供に、つい正統論をかざしてしまうのです。
親は、先生にはなれない。
宿題をすることの必要性を子供に問いたって、やりたくないものを押し付けられているとしか思えないでしょう。
このタイミングで勉強の必要性を語ったって、雑音にしか聞こえない。それなのに、ついイラっとして子供をコントロールしようと力が入ってしまうのです。
この時期に私が学んだことは、忍耐力でした。
それでも、子供が家で勉強するという習慣は身に付けられます!
習慣とは「当たり前のように毎日行うこと」ですよね。そして私たちは様々な習慣を身に付けながら毎日を送っています。
自分の好きなことから、当たり前だと思っていること、そして気が乗らないことでも多少はやっているはずです。
そして「子供が勉強をする習慣」というのも身に付けることは可能です。
しかし、私が身をもって経験したのは、親は子供を変えようとしてはいけない、ということでした。
でもそれって、やりたくないことはやらなくていいとか、野放しにするということとはちょっと違うんですよね。
ポイント
他人と過去は変えられない
変えられるのは、自分と未来だけ
この時期に必要なことは、子供が「自分で選択する力」を伸ばしてあげるということでした。
我が家も、初めの頃は修羅場だった宿題時間でしたが、徐々に二人三脚で公文の宿題に取り組めるようになりました。
というのも公文の宿題を毎日やらせることに疲弊してしまった私は、息子に公文を辞めてもらいたかったのです。
だから、いつも「嫌なら辞めてもいいんだよ」と言い続けていました(笑)
これ、脅しでよく使われる声掛けだと思うのですが、何せ私がもうリタイヤしたかったので、マジ声掛けです、笑
すると子供が考えるんですよ。「自分はどうしたいのか」
息子は、公文の宿題が解けたときの喜びを忘れてなかったようなんです。
できた!という喜び。その喜びをこれからも味わいたいと思うから、これからも続けていくと自分で決めたようでした。
ここまで来るのには数年かけていますし、子供もだんだんと成長していきます。その間、親である私もたくさんのことを学んできました。
声掛けなどのノウハウは必要ではあるけれど、何より大事にすべきは子供の気持ちに寄り添うことではないかな。
小さい子供であろうと、自分で決意することの重要性は計り知れないと実感しました。
親が必要だと思っても、子供が納得していなければ、やる意味はない。
小さい頃から「なぜそれをやる必要があるのか」自分で判断する力を身に付けることが大事
こうして、毎日コツコツと数枚のプリントをやることに抵抗がなくなり、小学校の宿題が出てもすんなりと受け入れることができました。
公文をやってこなかった下の子の場合
兄が毎日、公文の宿題をやるのを見ていた下の子は、早々に私に「自分は、公文はやりません」と自己主張してきました(笑)
それもそのはず。兄が怒られながら公文の宿題をやっているのを見て、やりたいなんて思うはずがありません。
そして私も、「一人でも大変なのに、二人は正直無理」と思っていたので、下の子は何もしてきませんでした。
その子それぞれ、タイミングがある
こうして幼稚園時代に勉強というものを全くしてこなかった下の子ですが、なんと!自らやってみたいと言ってきたのです。
周りの子たちからお手紙をもらうようになり、そのお手紙に何が書いてあるのかに興味が湧いた様子でした。
そういえば、上の子の場合はかなり小さい頃から「文字」に対する興味があったんです。興味があったからできるようになりたいと、自分で思ったんでしょうね。
子供が何かに興味を持った、そのタイミングを見逃さず「学ぶ習慣」を導入することはとても大事だと思います。
ポイント
子供が興味を持ったものを見逃さない
上の子の場合は、文字が読めるようになったのが早かったのと、ゲームが好きだったので、ゲームの攻略本をいつも隅々まで読んでいました。
下の子の場合は、字が読めるようになるのは遅かったのですが、絵で表現するのが得意で、いつも絵を描いていました。
そして、二人とも今では公文の宿題を数枚こなすことを習慣化しています。
別に学習プリントだけが勉強ではない
学習プリントを毎日欠かさずやることが大事なのではなく、ちょっと気が乗らないことでも「なりたい自分のために」コツコツとやる、という習慣が大事なのだと思います。
タブレット学習なら、無理なくおうち学習の習慣が身に付きそうです。
好きなことは放っておいてもできます。だから、あえてちょっと気が乗らないことを習慣化する訓練が必要なんです。
しかし、誰かに言われたからとか、親が必要だと言ってたから、という理由ではモチベーションは保てないと感じました。
大人はつい「こうしておいた方が良い」というように決めてしまいがちですが、それを決めるのは本人というスタンスさえ守れれば、自ずと子供は自分の人生を考えるようになるのでは、と思います。
夢中になって何かにチャレンジした記憶や、やり遂げた実績がある子は、これからの長い人生の中できっと役に立つスキルになるのではないでしょうか。
我が家の小学生の勉強時間は?
上の子は今4年生で、だいたい毎日の勉強時間は30分くらいでしょうか。
日によってもまちまちです。我が家では時間管理というよりは量を決めているからです。
そして1年生の下の子の勉強時間は15分くらい? 学校の宿題がなかなか多いように思います。
勉強量は時間でははかれない
小学生の平均的な勉強時間は、学年×10分だそうです。今は少し増えたようで学年×15分とも。
これも個人差があり、全くやらない子もいれば、3時間ほど勉強する子もいるのだそうΣ(゚Д゚)
でもこれも、その子のタイミングや興味のあるものによりますので、単純に当てはめて考えない方がいいと思っています。
「うちは10分しか勉強してない」といって焦ったとしても、無理やり子どもに勉強させても嫌な気持ちしか残りません。
それよりも、毎日継続することの方が何倍も大事だと思うのです。
ポイント
毎日の勉強時間にチェックすること
- オンオフの切り替え時間
- 目の前のものに集中しているか
- 環境に左右されないか
- つまずきポイント
- どれぐらいのスピードでこなしているか
- 集中できている時間
我が家では、お家での勉強時間を「訓練」の時間だと認識しています。だから同じ量でも日々時間は変わります。
その子が「ちょっと頑張ればできる量」を毎日こなすことで、明らかに家で勉強をするということが習慣化されました。
そして最後は必ず「今日もできた!」という達成感を味わっています。
それでも集中力を保つのは難しい
静かな、邪魔する人が誰もいない場所で集中することは、案外誰でもできますよね。
しかし我が家では、あえてそのままのリビングで集中する訓練を続けてきました。
これかなり難しいんです。分かってはいるのですが、その環境が手に入らなくても自分でオンオフができるように意識しています。
つい目の前のものに意識を持っていかれている場合は、その都度、私が声掛けをします。5回くらい声掛けをしてその後一気にスイッチが入るようになりました。
そしてたまにではありますが、すぐにスイッチが入る日もあります。
このようにして、毎日の習慣として「勉強をする」ということが当たり前になってきました。
まとめ 何のために今それをやるのか?
「何のために今それをやるのか?」
これは常に子供たちにかける質問です。そして自分自身にも常に問いかけています。
こうやって自分の人生を見渡せるようになると「ああ、今やっておいた方がいいかな」といった判断ができるようになります。
そして、そう分かっていても、なかなか行動ができないのが人間ってもんです。
だからこそ小学生の子供の場合、親は先生ではなく、共に走る人というスタンスがよさそうです。
- 一緒に頑張ってくれる人
- 気持ちを分かってくれる人
というスタンスで一緒に取り組む。
いずれ子供たちは、親から離れ、そして親の言うことは聞かなくなります。それまでの大事な時期に、親子の信頼関係を構築していきましょう。