こんにちは! 主婦のミホコです。
毎日楽しく過ごしたいと思いながらも、毎日生きているといろいろな出来事があり、良いこともあれば良からぬ出来事もそりゃありますよね。
原因がはっきりとしない鬱々とした気持ちになることも、、
家族が増えるとそれだけ悩み事も増えますし、子供の悩み事も自分の悩み事のように感じるので、気分が落ち込むこともあります。
私はこの悩み事を極力減らしたいと思っていました。
鬱々としている時間がもったいない!常にポジティブで楽しい人生じゃないともったいない!
ですが、それは大きな間違いでした。
ネガティブ思考は決して悪いものではなく、自分の内から沸き起こる感情なので、無かったことにしてはいけないものだったのです。
自分の感情というのは「自分が心から思っていること」そのもの。
自分の素直な気持ちの表れだったんですね。
自分のことが分からないと思っている人の多くが、自分の感情に蓋をしていることが多いです。
特に、ネガティブ思考は良くないことと思われがちなので、無かったことにしがちです。
こんな方におすすめ
- ネガティブ思考に陥りやすい自分を変えたいと思っている方
- 常にポジティブでいたいと思っている方
私も「ポジティブ最強説」をずっと信じていたのですが、ようやく自分の感情を受け取れるようになりました。
ネガティブ思考をやめたいと思っている
残念ながら、ネガティブ思考はなくならないと思っています。日々感謝して生きていても、真面目に生きていても、誤解をされてしまうこともあります。
こんなに頑張っているのに全くうまくいかない。成果が出ないことなんか、ざら。
それなのに、お金にならないの、、こんなに頑張ってるのに、、
人生って、努力しても結果が出ないことばかりです。
結局、自分は何をやっても上手くいかない、と自分で落ち込んでしまうこともあります。
それでも、前へ前へと進んでいくしかないのですが、頑張りすぎて心の炎がふと消えてしまうことがあります。
ネガティブ思考は変えなくていい
ネガティブ思考は良くないと思っていた頃は、捉え方を変えようと努力したり、ネガティブな自分を隠そうとしたりしていました。
愚痴は言わないようにしたり、自分の中から沸き起こる怒りみたいなものがあっても、無いことにしたり。
しかし、自分の感情に蓋をして表面上では無いことにしても、怒りがどんどん膨らんでいくのを感じていました。
自分の感情こそ「潜在的に感じていること」なんですよね。
「ネガティブは良くない」と思っていると、せっかくの自分の本当の気持ちに気付けません。
しかも「ネガティブ思考は良くない」と思い込んでいる人は、ネガティブ思考に陥っている人を見ると、ついアドバイスをしたくなります。
ネガティブな考えを起こしていることが悪だと思っているからです。
でもネガティブな思考こそ本来の自分なので、アドバイスをされると自分を否定されたように感じてしまいます。
私も以前は、ネガティブな人に響くようなアドバイスができないか、必死になっていた頃があります。
しかし、必死になればなるほど、相手を追い詰めてしまっていたということに気付きました。
悩みを抱えている人は、表面上ではアドバイスを求めてきているように見えるのですが、実は気持ちを共感してほしいだけだったりするからです。
アドバイスというのは「こうするといいよ」というものであっても、現地点でのその人を変えようとする意図が含まれます。
アドバイスをする時は
→求められた時だけにとどめる。
悩みを抱えているという状態は「自分は悪くないのに理不尽なことがあった」と思っている場合が多いです。
自分には非がないのに、こんなひどいことをされた。
それを分かってもらいたいのに「こうしたらいいよ」と言われると、「そのようにできていなかった自分が悪い」と言われているように感じます。
アドバイスによって、相手を変えようとする人。
ネガティブな自分でも受け入れてくれる人。
人間関係で悩みだすと、誰が本当に自分のことを理解してくれているのかが分かってしまいます。
ネガティブ思考は外に吐き出す
私自身も、要らぬアドバイスによって傷ついた経験から、アドバイスというのは慎重に行うべきだと学びました。
本人が、アドバイスを欲しているか?
アドバイスを求めているように見えて、実は共感してもらいたいという場合がほとんどだからです。
この部分を勘違いしてしまい、かえって人を傷つけてしまっては元も子もありません。
相手の話を聞いてあげるだけでも、その人がどのようなことで不満を感じているのかが分かります。
共に感じ、「もし自分だったらこんな気持ちになるよ」と伝えることも。
そのときの注意点としては、「この方法なら、もっとうまくやれるのに」といった意見です。
相手の気持ちを感じるのが共感
自分の方法ならもっとうまくできる、というのは相手の気持ちには全く寄り添ってはいませんよね。
同じような苦しい気持ちを共に味わうというのが共感です。
苦しい気持ちを共に味わい、「こんなことを言われて辛かったよね」「自分の同じ立場だったら辛い」という言葉は、そのまま本人が言葉にしたかった言葉かもしれません。
もしくは、違う形で苦しいという気持ちを吐き出すかもしれません。
どのような方法であっても「外に吐き出す」手助けができたらいいなと思います。
ネガティブ思考の人が知らない「自分の価値」
理不尽な扱いを受けたとき、ほとんどの人は嫌な気持ちになるかと思います。
それは、心のどこかに「自分は価値のある存在」ということを理解してもらいたいからなのでは?
「自分の価値は自分で決める」とはよく言いますが、それができたら悩みなんかこの世からなくなりますよね。
仕事で失敗してしまったり、努力しているのに成果が出ない。
上手くいかない時「こんな自分になんて価値はない」と思ってしまうもの。
ですが実は、上手くいっていない人から勇気を与えてもらえることは多いのです。
ネガティブ思考の人は、過去に生きている
私も、自分の意図と反するような出来事があったときに、言い訳をしたくなります。
自分では悪いとは思っていなかったことや、理由があってやっていたことに対して注意をされてしまうと、何ともやるせない気持ちになるのです。
失敗したのには、理由があるのに、、
そんなつもりじゃないのに、、
もっとこうすればよかった、などといった思考はすべて過去に意識が向いていますよね。
言われたことを何度も思い出してみたり、その出来事に対して追求してみたりしませんか?
自動操縦された思考をいったん止めてみると、それらの出来事は過去のことだったと我に返る瞬間があるかもしれません。
心にグサッと刺さるような一言を言われたり、消すことのできない大きな失敗をしてしまったり、、
分かっているけれどネガティブ思考に陥ってしまう時には、自分との会話をしてみることをお勧めしています。
自分との会話ですからね。自分にえこひいきしていいのです。
思いっきり自分に寄り添ってあげて、ネガティブ思考をどんどん吐き出してしまいましょう。
ネガティブ思考に陥りにくい人は、今に生きている
人間関係で悩まない人はいないと思いますし、失敗しない人もいません。
人は人の中で生きていくしかありませんから、人との摩擦を経て磨かれていくものだと思っています。
悩んだり落ち込んだときに、底力が湧き上がる経験はありませんか?
ネガティブな状態からゼロにするには、ポジティブからゼロにするエネルギーの4倍だそうです。
ネガティブ思考には簡単になれるのに、ポジティブ思考は意識しないとなかなかできません。
簡単に言うと、ネガティブエネルギーはポジティブエネルギーの4倍あるというのです。
悔しいことがあったときに、はじめて本気になれたということもあります。
ですから、ネガティブ思考は起爆剤になりうるのです。
しかも自分が落ち込んだときに、超ポジティブな人には近づきたくないってことはありませんか?
自分の気持ちを分かってくれるのは、やはり同じ経験をした人なんですよね。
ということは、失敗して落ち込んだ経験は誰かの役に立つということです。
人である以上、落ち込むこともあります。ですが、そこにどっぷりと浸かるだけではもったいない。
ネガティブな出来事こそ「自分の糧になる」と捉えられたら、失敗も経験になります。
【まとめ】ネガティブ思考だからこそエネルギーが湧き出てくる
私はネガティブ思考はなくさなくていいと思っているのですが、長時間ネガティブ思考でいる必要はないと思っています。
ネガティブ思考だからこそ、もっと良くしたいという気持ちが湧いてくるのだと思いますし、今に満足できないから、チャレンジする。
「ちきしょう」と思うから、本気になれる。
私も「ちきしょう」と思ってから本気になれたことは山ほどあります。
ネガティブ思考には、変えたいという要求がつきまとっているからです。
自分の本来の力を出すのに、ネガティブ思考は無くてはならないものだと思っています。