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【癇癪が激しい子供の子育て】子育てを楽しむために辞めたこと

こんにちは! 主婦ブロガーのミホコです。

小学5年生の息子と小学2年生の娘がいます。

子供たちが小さかった頃は「このように育てたい」という気持ちがあり、早期教育にも熱心でした。

 

しかし、子供たちのためにと頑張れば頑張るほど、無理やり子供を自分の枠に押し込めているような気がしてしまい、徐々にやることを減らしてきました。

主婦ブロガー
いろいろと辞めてきたら、子育てが楽しくなったよ!

やらなければならないことが減ると、その隙間には「自分のやりたいこと」が埋まっていきます。

子供たちに自由な時間が増えたと同時に、私自身もどんどん自由になっている気がします。

新たにできたすき間時間に、子供たちは自分で考えて挑戦するようになりました。

そして、私自身も自由になれたおかげで、新しいことに挑戦する時間が増えました。

 

 

子育てとは「子供に与えること」だと思っていた私が、色々なことを手放して、今では楽しい子育てに変わっていった経緯をお伝えしていきます。

 

こんな方におすすめ

  • 子供についイライラしてしまう人
  • 子育てがうまくいってないと感じるお母さん

 

私も数年前まで子育てが苦手だと思っていた一人です。

子供にイライラし、上手くいかないのは子供のせいだとも思っていました。

それが今では、子どもたちと一緒にいる時間を心から楽しめています。

 

自分が我慢するのでもなく、子供とはこういうものだと理解できるようになってから、徐々に子どもとの生活が楽しくなってきました。

子育てで疲弊する原因は、実は子供のことを理解できていなかったからだと実感しています。

 

子育てで疲弊する主な原因

子供にはこうあって欲しい。

  • 健康でいてほしい
  • 勉強を楽しんでほしい
  • 仲間たちに囲まれてほしい
  • 幸せでいてほしい

そう思い、色々な要求を子供に詰め込んでしまっていたなと感じます。

 

健康でいてほしいのなら子供の苦手なものも無理やり食べさせなきゃいけないし、勉強を楽しめるように早くから勉強を理解させようとする。

お友達に嫌われないように自己主張はほどほどにし、周りに合わせることを良しとする。

 

子供に幸せになってもらいたいはずなのに、無理やり子供を変えようとすることが増えるたびに、子供に厳しくなっていきました。

 

しかし、みんなから嫌われることを一番恐れているのは子供ではなく、もしかしたら自分なのでは?と思うようになり、少しづつ自分の常識を手放していきました。

 

子供を自分の枠に入れようとしていた

子供を自由にすると、自分の好きなように行動します。

本来、子供というのは、これが素の状態なんですよね。

 

そこで大人が世の中のルールを教える必要があるのですが、このルールは、それぞれの親の考え方によって随分と違ったものになるな、と感じています。

 

私自身、自分が本来持っている枠と世の中の枠がずれていると感じるようになり、子育てがしづらくなってきました。

本当はのびのびと自由に育ってほしい。

だけど周りに迷惑をかけてはいけない。

周りの人に迷惑をかけてはいけないと言いますが、何が迷惑に当たるのか、というのは曖昧だったりしませんか?

 

そもそも世の中のすべての人から好かれようとすること自体が不可能なこと。

それなのに誰にも迷惑をかけないようにと生きていこうとするから、できなくて落ち込んでしまう。

 

私自身がそうでした。

子供が外で大騒ぎすると、みんながこっちを見ている気がして、居ても立っても居られない気持ちになっていました。

 

周りの子はニコニコ笑っていて楽しそうなのに、どうして我が子だけがいつもイライラして泣き叫ぶのだろうと。

我が子のために頑張っているのに、、騒がしくして周りの人に迷惑をかけてしまっていると思い、苦しくなってしまうのです。

 

しかも息子はちょっとしたことで癇癪を起していたので、このままだとお友達からも嫌われちゃうと思い、いつも不安でいっぱいでした。

なんでみんなはできてるのに、自分だけ楽しい育児ができないんだろうと自分を責めてしまい、周りの親子が楽しそうにしているだけでも辛かったですね。

 

ですので、できるだけ人目を避け、癇癪を起しているところを見られないようにして、子供と2人だけで行動するようになりました。

そして、次第に早期教育に力を注ぐようになりました。

 

子供に付加価値をつけようとしていたのです。息子は字を読むのも早く、もしかしたら学力さえ身に付けたら、将来困らなくて済むかもしれないと思うようになりました。

その頃も癇癪がひどく、このままじゃ友達もできないんじゃないかと悩み、苦肉の策でした。

 

私がやめたこと

  • 友達を作ること
  • アドバイスを求めること

当時のこの選択が正しかったかは分かりませんが、友達との関わりを一旦遮断したことで気分的に楽になりました。

 

アドバイスは受ければ受けるほど苦しくなるので、聞くのをやめました。

どれもこれも試してきたのに、アドバイスをされるたびに自分を否定されているようで、、そこで、一旦アドバイスは聞かないことにしたのです。

どんな状態でも息子は息子だし、私はこれでいいと思うようにしました。

 

周りから距離を置いたことで、周りを気にすることが減り、私に心の余裕ができたおかげで、息子を受け入れられるようになったのだと思います。

 

子供と大人は生きている世界が違う

その後、幼稚園に通うようになり、はじめはトラブルもありましたが、徐々に周りの子たちとなじめるようになりました。

早期教育(と言っても字が読める程度)のおかげか、幼稚園にあるものに興味を持つようになり、園での生活が楽しかったようです。

 

ここで分かったのは「子供と大人の世界は違う」ということでした。

子供はそれぞれ自分の世界があり、そこに少しづつ他人が入ってくるようなのです。

 

大人になるにつれ「周りの人に迷惑をかけないように」とか「嫌われないように」と気を付けますが、子供はそうじゃない。

自分ありきの他人なのです。

 

自分とお母さんだけの世界から、徐々にお友達や周りの人に気持ちを学んでいく過程が必要。そして徐々に他人とのコミュニケーションを学んでいくのです。

そのことを知らずに、大人の常識で子供を見ていたら、そりゃダメなところばかりが目に映る。

それを指摘するたびに、息子は反応していたのだと思います。

 

私自身が他人からのアドバイスを素直に受け入れられないタイプなのですから、息子だってまさに同じだったんですよね。

 

なんだ、私だって同じじゃないか、、

そう思えてから、息子の癇癪がどんどん減っていきました。

自分の常識を疑うようになってから、周りにどう思われるかということを徐々に手放し、子供と自分が心地よくいられることを優先するようになりました。

すると、息子の癇癪も減り、自然な形で友達との関わり合いも増えていきました。

 

お互いを理解するだけでいい

子供がなぜこのような行動をとるのだろう。

ここが分からないと、つい不安になってしまいます。

反対に「癇癪を起こしてしまうという気持ち」に寄り添うようにす

ると、子供が安心するようになりました。

 

理由が分かるだけでも安心する

子どもが小さいうちは、なんで機嫌が悪いのか、どうして癇癪を起しているのかということが、なかなか理解できませんでした。

分かってあげられなくて、余計なことをしてしまっていたのかもしれないな、と今では反省点ですが、当時の私にはお手上げな状態でした。

 

徐々に息子の癇癪の原因が分かるようになっても、今度はその対応が分からず、、

息子が2~3歳の頃は本当に苦しい育児でした。

しかし、私も次第に息子への対応が分かるようになってきました。

 

ちなみに息子が2~3歳の頃の癇癪の原因は「自分の失敗」。

やりたいことが上手くできず、自分に怒っていたのです。

癇癪を起している子供への対応

  • 気持ちを代弁してあげる
  • 悔しい気持ちに寄り添う
  • アドバイスや他の方法を提案しない

息子に対して効果があったのはギャン泣きしている子供の気持ちを代弁するという方法です。

 

子供が癇癪を起こしている時に辞めたこと

  • 泣き止まそうとしない
  • 励まさない

今までは、子供を泣き止まそうとして頑張っていましたが、泣きたい気持ちに寄り添ってあげると案外すっと泣き止むことが分かりました。

 

ここに気付くのに時間がかかってしまいましたが、「自分が泣きたい時に、どんな対応をしてくれたら安心するのだろう」と考えて、やっと理解できたものでした。

実は私も負けず嫌い。だから、子育てでアドバイスをされるたびに反発ばかりしていました。

「こんなに頑張っているのに、この大変さを誰も分かってくれない」とふてくされていたんです。

 

息子の癇癪も、私と同じだったんですよね。

それが理解できてからは、子供への対応が手に取るように分かるようになりました。

 

基本的には、自分が言ってほしくないことは子供だって言ってほしくない。

だから、何かを注意するときは「自分がどうやって言われたら素直に聞き入れることができるかな」と考えて伝えるようにしています。

 

子供を理解することは、実は簡単

その様に考えると、自分も子供も「感情が揺れるポイント」は、さほど変わらないということが分かりました。

ただし「自分はこう感じているのだから、きっと子供もそうだろう」という意味ではありません。

 

目の前の子供が、もし自分だったら

もし自分が子供の立場で、お母さんからこのように言われたらどう感じるだろうか、と想像するということをよくやります。

 

でも、たまには思ったことをそのまま伝えて喧嘩もします。

色々なパターンを子供と共有し、お互いを分かりあうことをしてきました。

 

その時にも「子供とはこういうもの」という部分を頭の片隅に置いておくと、気持ちを伝えやすくなります。

例えば、子供はまだまだ言葉で表現することが難しいということです。

だから攻撃的になったり、理不尽なものの言い方をすることもありますが、そこを理解しておこうと思っています。

親と喧嘩をしている最中にも、どんな伝え方があるのだろうかと、子供は常に学んでいるのですよね。

親の言葉が子供に響いたときに子供も聞く耳を持ってくれるので、こちらも真剣勝負です。

 

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【まとめ】自分のこうあるべきを手放すと育児は楽しい

子供を理解するということを本気で取り組んだ結果、私は子育てがとても楽しくなりました。

自分の常識を一旦手放し、こうあるべきを徐々に減らしたことも効果があったのかなと思っています。

 

誰もが子供には健康であってほしいし、幸せになってもらいたい。

しかし、それすらも無理強いしてはいけないのです。

 

なぜ健康が良いのか、どういう状態が幸せなのか、子供がきちんと納得して目指すものなんですよね。

お互いを理解し合うことは「理解しようと寄り添ってくれている」という気持ちが伝わったときにはじめて子供と一緒に目指していくことができるのではと思っています。

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